
ベトナム航空は今月12日にハノイ~ビン(北中部ゲアン省)、6月2日にハノイ~チューライ(中部クアンナム省)の各路線を就航する。採算が危ぶまれる地方路線への相次ぐ進出には、格安航空とネットワーク(路線数)で差別化を図る狙いのほか、地元の各省や企業が路線維持を強く後押ししたことが背景にある。
ベトナム航空はハノイ~ビン便を1995年に就航。ATR72型機(70人乗り)を週3便で運航したが、赤字のため2年後に廃止した経緯がある。ハノイ~ビン間は300キロで、97年には道路が改良され約6時間で結ばれるようになった。ビン線は今回もATR72型機だが、週5便で運航する。就航記念として片道30万ドン(16米ドル)で販売している。
ハノイ~チューライ線は初めての開設。フォッカー70型機(70人乗り)で週4便運航する。チューライ空港はベトナム唯一の製油所があるズンクアット(クアンガイ省)から自動車で20分。ズンクアットはダナン空港から2時間以上かかり路線開設の期待が大きい。しかし、ダナン~ハノイ間は格安航空のジェットスター・パシフィック航空(JPA)を含め1日7便運航しており、この利便性に対抗できるかが課題だ。
なお、ベトナム航空の国際線部門は黒字で、国内線は年間1,000万米ドルの赤字という。
■地元企業が16万ドル
交通運輸省民間航空局(CAAV)のライ・スアン・タイン副局長によれば、路線の開設は各省の人民委員会と地元企業の協力で実現した。
6日付ベトナムネットによると、省人民委員会が直接、路線の赤字補てんをすることはできない。そのため、両空港に関係する3省は地元企業からそれぞれ約30億ドン(16万米ドル)を募り、広告費用のほか、クアンガイ省ではチューライ空港とクアンガイ市街を結ぶ無料リムジンバス運行などに充てる。また、クアンガイ省人民委では、ハノイへの出張に航空便の利用を認めるよう規定を改めた。
■車4時間以上で商機減退?
ゲアン省人民委員会は、就航が同省への投資誘致拡大につながることに期待を示している。
ベトナム航空のファム・ゴック・ミン社長によると、投資家は4時間以上かけた自動車での移動を好まない傾向にあり、地方の投資促進には短時間の空路が不可欠と述べた。
国内ではジェットスター・パシフィック航空(JPA)が旅客の多いハノイ、ダナン、ホーチミン市を中心に7路線を就航している。ベトナム航空は31路線となり、ネットワークの拡充を図る。
ベトナム航空は3月にホーチミン市~カントー~フーコック線を週5便で開設した。ホーチミン市~カントーはわずか200キロだが、搭乗率は90%という。しかし4月下旬にカントー橋が開通して3時間で結ばれるようになったため、今後も路線が維持されるか注目される。
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