第7節全試合戦評②
では、続けていきましょう。
11月30日(土)に行われた女子大生リーグ最終節全試合戦評の後半戦です。
第7試合から第12試合まで一気にどうぞ。
第7試合 momozaレディース対J.W.F.C.
本当であれば決勝戦となるはずだったこの試合。すでに順位は決まっているとはいえお互いに負けたくはないところ。しかしやはり結果が決まったとの試合はこれまでよりは勢いが落ちてスコアレスドロー。これで今期の両者の対戦はmomozaレディースの2勝2分。Momozaレディースに勝てなかったのが最後まで響いたJ.W.F.C.の2013年度リーグ戦でした。
MEP:菅田めぐみ(J.W.F.C.) 得点者:なし
第8試合 RCC対GIOCATORE
RCCは3位になるためにはどうしても落とせない一戦。相手はこの日唯一の下位チームGIOCATORE。気合が入るRCCは4分30秒にチームの得点源の稲垣選手のゴールで先制します。その後も大声援を背に攻め込みますがゴールを奪えず迎えた7分57秒。一瞬のスキを突きGIOCATORE矢崎選手に同点ゴールを叩き込まれてしまいます。その後逆転勝利を目指したRCCでしたが無情のホイッスルが・・・これでRCCの3位は消滅。攻め込むシーンが多かっただけに痛いドローとなってしまいました。引き分けに持ち込んだGIOCATOREは勝利ではなかったものの意地を見せた格好。なお、得点を決めた矢崎選手は低迷するチームの中で毎回安定した働きを見せてくれたと思います。
MEP:矢崎郁佳(GIOCATORE) 得点者(GIOCATORE)矢崎 (RCC)稲垣
第9試合 学習院対ELGOLAZO
第9試合は勝って3位を確定させたい学習院と、勝って3位の可能性を残したいELGOLAZOの対戦。しかしこの日はここまで2勝と2敗。この試合もその勢いの差が出てしまいました。先制したのは学習院。3分24秒に昨年の得点王本多選手のゴールが決まりますが、その直後に藤堂選手のスーパーゴールでELGOLAZOが同点に追いつき序盤は互角の勝負が展開します。しかし、今期がラストの野村選手が5分50秒に逆転シュートを決め有終の美を飾り、学習院がこのまま2-1で勝利。この結果、学習院の3位が確定し、決まっていないのは4位、5位のみとなりました。
MEP:野村菜摘(学習院) 得点者:(学習院)本多、野村 (ELGOLAZO)藤堂
第10試合 GIOCATORE対J.W.F.C.
ここからは各チーム今期の最終試合に突入。その最初の対戦はGIOCATOREとJ.W.F.C.。今期の順位を見る限りJ.W.F.C.有利かと思いましたが、試合終盤までGIOCATOREも必死に守り相手に得点を許しません。このままスコアレスドローかと思われた8分30秒。エースの菅田選手が先制点をあげるとその1分後には岡村選手にもゴールが飛び出し、あっという間に2-0。得点力不足に悩まされたGIOCATOREはこの試合も無得点で終了。今期は勝点9で終わりましたが、ワンデイ大会では優勝も経験。来期に巻き返してくれることを期待します。J.W.F.C.は優勝は逃したものの2年連続の準優勝は立派。来年は優勝しかありませんね・・・
MEP:菅田めぐみ(J.W.F.C..) 得点者:(J.W.F.C.)菅田、岡村
第11試合 momozaレディース対学習院
今期のチャンピオンと昨年のチャンピオンが対戦することになった第11試合。学習院は2連覇を狙ったものの3位となり最後に優勝したmomozaを破って今期を気持ちよく終わりたいところでしたが、5分45秒にキーパーがはじいたところを松尾選手に詰められて失点した1点に泣く結果に。今期はエースの本多選手の序盤の不調が響き最後まで優勝争いに加わることはありませんでしたが、後半戦にチーム力を上げてきたのはさすがと言うほかありません。新しいメンバーの実力も上がってきているので来期は巻き返してくれるでしょう。momozaレディースはこの試合に勝利したことでAfflus League初の無敗での優勝を達成。他を寄せ付けない強さは本物でした。
MEP:松尾直歩(momozaレディース) 得点者:(momoza)松尾
第12試合 RCC対ELGOLAZO
長い間皆さんと楽しんできた2013年度の女子大生リーグの最終試合は奇しくも4位決定戦となったELGOLAZOとRCCの一戦。この試合でほとんどの選手がサークル引退となるRCCは本当に気合が入っていました。しかしそれをすぐに打ち破ったのが第5節のMVP荒川選手。華麗な個人技からのシュートに一瞬RCCは何が起きたのかわからない感じに・・・しかしRCCは試合を捨てません。ベンチも一体となって奮起します。そして迎えた7分10秒。斎藤選手にゴールが生まれ同点に追いつきます。更に盛り上がりを見せるRCCですが、8分30秒に宮本選手に逆転ゴールを許し万事休す。これでELGOLAZOの4位が確定。リーグ戦が始まってから急きょ参加が決まったELGOLAZOですが、最後までリーグを盛り上げてくれました。惜しくも負けたRCCは5位に終わりましたが、チーム一丸となって戦う姿勢を評価され主催者賞を獲得。これで2013年度のリーグ戦は全日程を無事に終了することができました。
MEP:荒川紗璃(ELGOLAZO) 得点者:(ELGOLAZO)荒川、宮本 (RCC)斎藤
以上です。
いつも書きますが記憶を頼りに書いていますので多少の間違いはお許しください。
次回は今季を振り返った主催者としての感想をお送りする予定です。