プライミング効果ってサイトアフィリで使えるの?
こんにちは、のぶです。先だって、色々と応用されることの多い心理効果「プライミング効果」というものをご紹介しました。あらかじめ受けた刺激に、その後の判断や行動が無意識に影響を受けるというもの。前回はこれにより周囲の環境、属しているコミュニティから無意識に影響を受けてしまっているという話でしたが、今回はこのプライミング効果の、マーケティングでの応用について書いてみたいと思います。まず簡単にできる使い方が「アンケート」を使った誘導。例えば、Q.健康で若々しくいたいと思いますか?と聞かれれば誰でも「はい」と答えると思います。(あえて不健康で老い老いしくいたいって人いる?)こういった誰でもYesと答えるような問い掛けでも、実際に聞かれて答えた人は、無意識的に健康について考え、自然と健康食品やサプリメントに目が向く。というもの。似たようなので、Q.今のお給料に毎月20万円が追加されたら嬉しいですよね?Q.そのお金でどんなことができるか考えてみてくださいノウハウコレクター経験のある方なら、こんな文言何度も見たことあるかと思います。さておき、望ましい行動に誘導するために事前に刺激を与えておくその手っ取り早い方法が、アンケートや問い掛けなんですね。けっこう身近でも使われてますよね。これをサイトアフィリでどう使うのか、ですが例えば、酵素ダイエットのサプリ案件のサイトとして、サイトの冒頭で「健やかにダイエットしたいと思いませんか?」なんて書いちゃったらうさん臭いので、リード文に違和感ない形で入れられる時に入れるって感じで使ってます。関連キーワードの時は、↑↑のようなわかりやすい問い掛けでもいいし、商品名キーワードだったら、そもそもその商品のことを知っているので、その商品のベネフィットに目が向くような誘導をすればいいかと。それともう一つ、「アンカリング効果」と呼ばれるものがあります。これは、手っ取り早く言うと事前に見せられた数字に引っ張られて、数字に対する印象や推定に影響が出るというもの。--------------------希望小売価格:9,980円のところ、本日限定で大特価:2,980円--------------------これがお得に見える背景にあるのが、アンカリング効果です。9,800円がアンカー(錨)になって、そこからのズレ幅でお得かどうか判断してしまうんですね。↑の場合、7,000円近い値引きでかなりお得に見え、買おうかな? となってしまいます。本来なら、購入するかどうかは、その商品に2,980円の価値があるかどうかで判断すべきところ。なのですが、「これって2,980円出してまで私に必要なもの?」という問いに答えを出して購入を判断するよりも、「9,980円が2,980円で7,000円もお得! 買っちゃう?」と、わかりやすい情報を判断材料にした方が、【思考が節約できる】のでそっちに引っ張られやすい。ということみたいですね。サプリメントやコスメなんかの、単品購入と定期購入の価格の見せ方とかAmaz○nの価格表示(参考価格と販売価格)とかまんまこれですよね。じゃあサイトアフィリでは? というと、価格の見せ方に気をつけましょう。サプリメントの定期購入案件であれば、単品価格が幾らで、定期購入価格が幾ら、さらに一日あたりで考えるとたった数十円みたいな見せ方しますよね。逆はやめましょうね、という話。ただ、定期購入の割引がそれほどでもなかったり、他社商品と価格比較しようにも横並びだったり、なんてこともよくあります。そういう時にどうするかですが、実は、最初に見せる数字(アンカー)がデタラメでも、その後の判断がかなり引っ張られることがわかっています。実際の実験例としては、1.ガンジーが亡くなったとき、 144歳より上でしたか下でしたか?2.ガンジーは何歳で亡くなったでしょうか?上の質問「1.」「2.」の質問を続けてされた被験者と、「2.」の質問のみを聞かれた被験者では、前者の方が享年を高く見積もった。とのこと。144歳なんて普通に考えればありえないんですが、ありえないような数字でもアンカーとしては機能したということ。これを利用して、本来比較するのが不適切なものであっても、数字として見せてアンカーに使ってしまう、ということもできます。例えば--------------------両足の永久脱毛をすると大体150,000円くらいかかるみたいですね。(中略)この除毛クリームは定期購入なら毎月2,980円一日あたり100円で、ムダ毛の悩みが解決したら嬉しいですよね。--------------------みたいな。永久脱毛の費用を金銭的なアンカーにしてしまう。こういう使い方ですね。(ちょっとずるいような気もするけど)脱毛サロンでする永久脱毛と除毛クリームじゃ、単純な比較にはならないんですが、アンカーとしてぶち込んじゃえば機能するし、問題もない。ということ。ひとつひとつは決定的な影響を持つほどではないものの、ちょっと見せ方書き方を工夫するだけなので、売れている商品のテコ入れの時なんかに意識してみてください。では!