この世をば わが世とぞ思ふ  望月の  かけたることも なしと思へば

 

さてこの句は誰が読んだ句でしょうか?

まぁ有名だから分かりますよね。

藤原道長です。

 

 

意味は「この世は自分のためにあるようなものだ。

望月(満月)のように足りないものは何もないと思えるから」

という意味です。

この人は貴族なのは分かりますが

なんでここまで全ては自分の物だと言えるのか?

他にも貴族だってたくさんいるはずだし、

第一、天皇だっているはず。

なんでこんなこと言えるのかな?

このときの授業での先生の話

なんだか印象的で覚えてます。

 

藤原道長は奥さんにポンポン

子供を産ませたそうな。

しかも女の子を狙って!!

普通後継ぎを考えるなら

男の子じゃないの?

って思いますが

女の子をとにかくたくさん産ませたそうな。

 

でね、その自分の娘を

天皇の嫁に嫁がせたそうな。

この時代は「一夫多妻制」。

もし、藤原道長の娘さんが

とんでもなくブスだったり

性格が悪かったりしても、

まぁ1人くらいいいか。

みたいな感じで

どんどん、どんどん。

たくさんの娘さんを嫁がせたです。

すると、どうでしょう?

今の現代と同じで

天皇も藤原道長を

「お父さん」として見ちゃうわけですから

頭が上がりませんよね。

だから政治の実権も彼が握っていたので

この世をば わが世とぞ思ふ  望月の  かけたることも なしと思へば

いう句を詠んだのも納得です。

う~ん、すごいね。

今じゃ考えられないです(>_<)