
疲れたなぁ、休みたいなぁ、特別に何かをしたわけじゃないのに、疲労感を覚えてしまうことってありますよね?
そんな"疲れ"の症状は、脳と身体が発信する"休め!"のサイン。現代人は、多忙を言い訳に、休息や睡眠を疎かにしてしまいがちですが、疲労を放っておくと、知らず知らずのうちに身体の中で何かしらの病気が進行していることもありえます。
疲労した状態とは、仕事や日常生活に必要なエネルギーがなくなった状態。体力はもちろん、集中力や思考力、気力までもが低下・欠如してしまうことは、ご存知ですよね?
そんな疲労を回復し、心身を正常な状態に戻してくれるのが「休息」です。
休息には、「消極的休息」と「積極的休息」の2種類があり、双方を上手に使い分けることが疲れた身体を効率的に回復するためには重要です。
消極的休息は、昼寝や睡眠のように体を動かさずじっとしている休息のこと。
一方、積極的休息は、ウォーキング、ランニング、なわとびやヨガなどの有酸素運動で血液の循環を良くして、疲労物質である乳酸の分解をスムーズにし、疲労の回復を早めることを指します。
心身の疲労を効果的に回復させるなら、積極的休息が理想的。パーソナルトレーナーであるタマラ・グランド博士によると、積極的休息をとることで、筋肉痛の発生を遅らせたり、関節の使い過ぎによるケガを予防するなどの効果が見込めるそう。また、ストレスなどの精神的な疲労を取り除くのにも有効とされています。