三谷幸喜監督、自著小説「清須会議」で時代劇映画に初挑戦!
スポーツ報知 6月27日(水)8時3分配信
三谷幸喜監督(50)が27日に発売する17年ぶりの小説「清須会議」(幻冬舎)を映画化することが明らかになった。本能寺の変で織田信長が死んだ後に、織田家の後継者および領地再配分が決められた実際の会議が舞台で、柴田勝家と羽柴秀吉が繰り広げる頭脳戦を“三谷流”の人情喜劇として描く。三谷映画の時代劇は初めて。撮影は11、12月に行われ、公開は来秋を予定している。
「ステキな金縛り」で昨年の邦画興収ナンバーワン(42・8億円)を記録した三谷監督が、今度は時代劇で“天下取り”を狙う。
映画「清須会議」は「三谷幸喜大感謝祭」と銘打った昨夏に発売予定だった同タイトルの小説が原作。「いざ書き始めたら、17年ぶり(の小説)ですごく時間がかかって、ここまで来てしまった」(三谷)が、51歳の誕生日(7月8日)を迎える前に滑り込みで完成。くしくも実際に会議が行われた27日(会議は旧暦)に発売となり、遅れたことで発売と同時に映画化決定が実現した。
小学生の時から歴史好きだったという三谷監督。会議の存在は、10歳の時に知ったという。「『日本史の中で初めて会議で歴史が決まった』ということに興味を持った。それなのに、これまでの時代劇などでは、ちゃんと描かれていない。それなら、自分が紹介しようと思った」。まさに“構想40年”の作品だ。
これまでの三谷監督作品といえば、小ネタやギャグによるコメディー的要素が強いが、今回はそれを排除する。「登場人物のそれぞれが主人公。全員が必死になって生きている姿から出てくる、おかしみを伝えることができる、人情喜劇になればと思っています」。時代考証を忠実にしながらも、従来の時代劇とは全く違うものを生み出そうとしている。
登場人物は勝家と秀吉が中心になるが「今までも豪華と言われてきましたが、今回のキャストが発表されたら驚くと思う。映画界で活躍する俳優陣が勢ぞろいする予定です」と自信満々。現在、選考中だが「勝家のイメージはショーン・コネリー、秀吉は(1978年のNHK大河ドラマ)『黄金の日日』の緒形拳さん」とか。
興収目標を聞かれると「2013年のナンバーワン。『天と地と』(90年)の97億円は軽く超えます。『ラスト サムライ』(03年)が137億円なので、138億円ですかね」。冗談も交えて数字をブチ上げていた。
◆原作は現代語 直木賞狙う!?
小説「清須会議」は、勝家や秀吉などすべての登場人物がモノローグ(独白)の形で、しかも現代語で書かれるという画期的な試み。「今更、自分が文語体で書いても、誰も興味を持たないだろうと思って。今まで、あまりない方式だろうけど、最初に書いた時に『これならいけるな』と感じましたね」。ちなみに、こちらの目標は「本屋大賞? 直木賞? いいですね~」と不敵な笑みを見せていた。
◆清須会議 1582年7月16日(天正10年6月27日)、尾張国清洲城(今の愛知県清須市)で行われた、織田氏の後継者および領地再分配を決めた会議。清洲会議との表記もある。参加者は柴田勝家、丹羽長秀、羽柴(豊臣)秀吉、池田恒興の4人。本能寺の変で織田信長が明智光秀に討たれ、信長の長男・信忠も京都の二条城で死んだため、勝家は信長の三男・信孝を、秀吉は信忠の嫡男・三法師を擁立。結果、三法師が後継者に選ばれたことで秀吉の影響力が強まり、天下統一の足がかりとなった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120627-00000023-sph-ent
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