T・ワトソン、惜しくも敗れる | easy lover 5515

T・ワトソン、惜しくも敗れる

この年齢差がゴルフの面白さ。

 スタートホール大きな拍手で迎えられたワトソンは、この日も1番ホールで正確なショットを放ちフェアウェイをとらえた。しかし、セカンドショットは左のバンカーにつかまりボギー発進。序盤からつまづく。3番でセカンドショットをオーバーし2つ目のボギーを叩いたワトソン。4、6番でバーディパットが届かずパー。7番でバーディとするが、9番でティショットを引っ掛けてボギー。前半でスコアを2つ落としてしまう。

 なんとかショットの安定感は保っていたワトソンだったが、パッティングをしっかり打ち切れていないところが目立った。単独首位で迎えた最終18番、決めれば優勝のパーパットだったが、ここでもしっかり打ち切れずショート。先にホールアウトしていた、スチュワート・シンク(米国)との4ホールのプレーオフとなった。

 余力が十分に残っていたのはシンクのほうだった。ワトソンはプレーオフ1ホール目からボギーを叩くと、2ホール目のパー3ではティショットが崖の下に。パーを拾う粘りを見せたが3ホール目で勝負あり。ティショットを左の深いラフに打ち込み、ダブルボギーを叩いたワトソンに対しシンクはバーディ。4ホール目でもバーディを奪ったシンクに優勝をさらわれてしまい、59歳の挑戦が終わった。


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