やっとPCが復活した。

先月の終わり頃にクラッシュしてから、早や半月。

修理に10日近くかかり、そして環境を整えるまでさらに1週間、今日になってようやく全ての作業が終わったのだ。

待ったなしの仕事をこなしつつ、帰宅後は少しずつ必要なファイルをインストール。

ズボンの上からパンツをはけないのと同様に、これにはきちんと手順があるからめんどくさい。

新たな命を吹き込まれたPC。

当たり前だが、サクサクと軽快に動いている。

しかし、こんな経験は二度とごめんだよね、やっぱり(苦笑)

果たしてPCというものは、どれだけ人間に近づくことができるのだろう。

その解答は、私が愛用している数本のソフトの中にある。

毎度同じネタで恐縮だが、CW(無線電信)の符号解読と送信。

この二つをPCにやらせてみれば、そりゃもう一目瞭然なのだ。

人間の耳は機械よりはるかに優れている。

雑踏の中で大好きなあの人が囁く声も、一字一句間違うことなく脳に響いてしまう。

私が使っているCWの符号解読ソフトは「WIN_CW」というものだが、どんなに恵まれた条件下でもその解読率(復字率)は8割程度だろう。

人間が電鍵で手送りする短点と長点の符号。

もちろん長さも一定ではないし、信号の強さもまた然り。

つまりは、そのアバウトさをアルゴリズムに組み込むことが大変難しいのだ。

しかし打って変わって送信ともなれば、実は機械のほうが優れている。

キーボードを叩くことで命令が電気信号に変わり、それが符号となって無線機から送出される。

誰がやっても何度叩いても、全く同じに正確無比。

これこそが、PCの真骨頂と言っても過言ではないだろう。

例えば、誰かから携帯に着信があった。

その電話番号が登録されていればディスプレーに発信者が表示されるので、通話ボタンを押す前に相手が誰だかわかってしまう。

しかし登録のない電話からだと、相手が親兄弟や家族でも画面には何も現れない。

機械は正確な情報を伝えることはできるが、たとえ何百回かかってきている相手でも、登録されてないデータを読み取って判断するのは不可能なのだ。

親しい人なら声を聞いただけで誰だかわかる。

いつもより声が弾んでいる・・・何かいいことがあったのかな?

何故か声が暗い・・・疲れているか、若しくは落ち込んでいるのかもしれない。

微妙なニュアンスが理解できるのは、我々が血の通った人間だからだ。

PCに頼りきりの生活。

あくまでも補助にしかなり得ないその箱を、万能の如く崇め奉るのは程々にしないといけないな。

さて、いよいよ11月になった。

今年も残すところ、あと50日弱というわけだ。

加速度がつくように忙しさを増す日々だが、それもあの人のおかげで無事に乗り越えてゆけるだろう。

もちろん私には、不安など何もない。

年末か正月にまた逢えるかな・・・。

その幸せが一歩一歩近づいてくると思えば、怖いものだって向こうから逃げてゆくよね、きっと(笑)