DM(ダイレクトメール)の配達をお願いしているパートさん。

そこへ某デパートのチラシを届けるのが、今日の仕事だった。

いつもの業務が暇なときは、たまにこんなことも頼まれたりする。

ま、基本的にデスクワークが向いてない私だからね。

ドライブがてらに出発進行!ってやつですわ(笑)

現場に着いて自宅へ電話を入れると、最初に現れたのは私と同世代のご主人。

そして遅れて出てきたのが、これまた同世代と思われるパートさんだ。

どうやら持っていたチラシは、駐車場に停まっているマイカーの中へ押し込むつもりらしい。

車種は日産のセレナ。

大丈夫かなぁ、全部で軽く700キロくらいはあるんだけど・・・(苦笑)

そんな私の心配をよそに、奥さんは黙々と車の中へチラシを運び込む。

すると、ご主人の顔が段々ひきつってきた。

おい、やっぱりムリなんじゃないか?

何言ってんの!全部積むのよ!!全部!!!

奥さんの強烈な一言に、ご主人は成すすべなし。

気がつけば、運転席と助手席以外はシートの高さまでチラシで埋まる。

それでもまだ全体の7割くらいしか積み込めていない。

可哀相なセレナ、そして可哀相なご主人。

あら、意外と入るじゃない・・・。

そんな奥さんの呟きで私が車内を覗き込むと、シートがあり得ないほどぺっちゃんこだ。

あのね、奥さん、車が壊れちゃいますよ・・・。

そう言いたかったけど、止めておいた。

そしてここからは、ご主人とアイコンタクトで会話をする。

うちのにょうぼ、言い出したら聞かないやつでね・・・。

えぇ、そうでしょう、そうでしょうとも・・・。

これ以上積んだら壊れますよね・・・。

えぇ、確実に壊れますね・・・。

奮闘の甲斐あって、チラシは全てセレナが飲み込んだ。

が、しかし、見たこともないようなシャコタンになってるなぁ。

っつーか、マフラーが地面にくっついてんじゃないの、これ。

ブルル~ン。

えっ、ま、まさか!

いきなり乗ってっちゃうわけっすか?

奥さんは満足そうな笑みを浮かべてセレナを動かしたのだが、何かヘンな金属音がしてるぞ。

私はてっきり、このセレナは倉庫代わりだと思っていた。

この中から少しずつチラシを取り出して、チャリか何かで配達するのだと想像していた。

う~~~ん、パートさん、恐るべし。

せめて事故のないよう、祈るしかありませんわ。

ヘンな音を立てながら、地を這うように去ってゆくセレナ。

そこでふと、ご主人が呟いた。

あの車、先週納車だったんですよ・・・。

そうでしたか・・・それはそれはご愁傷様(苦笑)

さて、明日は久々ににょうぼ子供が帰ってくるらしい。

さっき、娘から携帯に電話があった。

パパ、明日行くからね・・・。

お、もしかして、父の日ってやつか?

まぁ、あんまり期待してるとハズれたときにガッカリだからね。

とりあえず元気な姿を見せてくれれば良しとしよう。

そういえば、あの人とはぼちぼち2ヶ月になるのかな。

愛情の深さは時間の経過と関係なく、その膨らみを増している。

たとえ身体が年老いても、あの人への想いだけは老いることなどないだろう。

だからいつまでも、私のそばにいてほしい。

この先もずっと、永遠に・・・。