今日は朝から気分が悪い。
原因は、またしてもうちの社長だ。
どうしていつもいつも安請け合いばかりするのだろう。
それでいて、事後は一切何のフォローもない。
意にそぐわない相談ならば、その場で断ってくれたらいいのに。
で、ややこしくなってくると、当然の如く逃げる。
ただ話を聞いただけで、引き受けるとは言ってないんだよね・・・。
どうやらこの台詞が免罪符だと思ってるらしい。
あ~、最低だわ、このオトコ!
こんなバカを神輿に担がなければならない私の身にもなってほしいよ、まったく。
しかし、そんな存在感の薄いトップのおかげで、上手く話がまとまることもあるのは事実。
お客さんの中には、この私が社長だと勘違いしてる人が大勢いるからなぁ。
ま、とにかく安請け合いを止めて、黙ってカネだけ出してりゃいいんだよ、アンタは。
そうすれば悪いようにはしないからね。
頼むよ、ホントに・・・(苦笑)
っつーことで、ムカツク気持ちを抑えつつ、今日の現場へ。
セッティングを済ませると、早くもメシがやってきた。
おっべんと、おっべんと、うっれしいな~♪
期待を込めてフタを開けると、そこにはまたしてもこの食材が入っていた。
さ、さ、鯖ですがなぁぁぁ!!!
私は基本的に魚は大好きなのだが、それでも週に3~4回もコイツを食べるとさすがに飽きる。
どうしていつもおべんとには鯖なんだろう。
発注する店がカブることなんて滅多にないのに、何故コイツは毎回ここにいるんだろう。
冷えて身が固くなった鯖。
裏返すと、油でベットリ。
はぁ、やれやれ・・・。
頂いた物だから、仕方なく食する。
私の身体は、その3割くらいが鯖で支えられてるなぁ。
ってなことを考えながら、缶入りのお茶をすする昼下がりであった。
そういえば、この現場。
来るのはおよそ1ヶ月ぶりだ。
前回は・・・そう、あの人に逢いに行く前日。
翌日からの連休が急遽確定して、メールでそのことを告げた途端、逢いたい気持ちがもう止まらなくなった。
速攻で近くの駅まで列車の切符を買いに走った。
慌てて目の前のスーパーでお泊まりセットを買い込んだ。
あのときのドキドキ感は、今でもハッキリと覚えている。
勢いで行くと言ったはいいが、果たして私自身を気に入ってくれるだろうか。
つまんないヤツだと思われたりはしないだろうか。
指定席の切符を見つめながら、期待と不安が微妙な綱引きを繰り広げる。
でも実際に逢ってみると、そんな心配は全くの危惧だった。
もう何年も前から一緒にいるのが当たり前のような二人。
手をつないで街を歩き、居酒屋で仲良く酒を酌み交わし、そして夜はお互いの心と身体に精一杯の愛情を刻み込んだ。
あれから1ヶ月。
私はあの日のことを一生忘れないだろう。
丁寧に愛でられた二人の絆。
それは今も、刻々とその密度を増しているのだから。