『SUITS/スーツ』season1-05
マイクの悪友トレヴァー:Jenny broke up with me.
マイク:I didn't know.
過去にIがknowでであったことを否定している「知らなかった」。今は聞いて知ったけど、「知らなかった」事実を伝えている。She was a teacher.が今は違うと思うのと同じ過去形。
これからも頭の片隅に置いておくとは言ってない。
***
「へえ!知らなかった」のような意味で、I hadn't noticed.に出会い、突然の過去完了形に躓いた事があります。
▼『ホワイトカラー』season4-5
FBI捜査官ダイアナはゲイであることを公言しています。今回の容疑者は美人でゲイの人。ダイアナが囮になる作戦を実行中です。
ダイアナが壁が透明の素材で出来ている会議室の外で電話をかけています。
その様子を会議室から見ているニールとジョーンズの会話です。
ニール:Aw, she's nervous. She plays with her hair when she's nervous.
ジョーンズ:Ah, I hadn't noticed.
現在完了形を使ってる英文をスクリプト検索▼『On My Block』
Olivia's really pretty, isn't she?
I guess.
I haven't noticed.
現在完了が「完了」なのか「継続」なのか「経験」なのか「結果」なのかは気にしない話は後で。
英語の現在完了形は、話者の視点は過去から現在までの‘線’です。
I haven't noticed.は「気づいたことなかった」と「経験」のように取りました。和訳は「気づかなかった」を使うと思うけど、I didn’t notice.と同じになるなあ。
I haven't noticed.は、今もnot noticeであり、オリビアが綺麗だと認めた事まで言ってないと思いました。
I haven't noticed.を過去にスライドさせたI hadn't noticed.は、聞いた今、認識変更があった捻れポイント後の過去形と思っていたけど、「完成相」だから過去形の姿という妄想が沸きました。
また、今回新たな妄想が沸きました。「あなたに言われるまで」を言外に含ませたいときに完了形と馴染むのでは?I didn’t know.には起こらない現象。
同じく、突然出てきた過去完了形の文で躓いたI hadn't thought of that. も「経験」のように「考えたことなかった」と汲み取りましたが、I never thought of that.でも「考えたことなかった」にしたくなりました。
I never thought of that!の和訳は「本当にそんなこと考えもしなかった」「思ってもみなかった」「夢にも思わなかった」などでした。話者の視点は過去から現在までの‘線’なのは同じです。
I haven't thought of that.の認識変更があり「完成相」になったI hadn't thought of that.と、
I が thought of thatした事は1度もないと言ってるI never thought of that.の違いと捉えました。
I hadn't thought of that.の方に、相手の内容を受け入れてこれから頭の片隅に置く(大袈裟だけど)感じ。
notice で沸いた新たな妄想を利用すると、「あなたに言われるまで」が加味されるのがI hadn't thought of that.
I hadn't thought of that.のような使い方をしていた動詞は、現在の認識に関わる動詞ばかりでした。
(2016年01月14日に挙げた動詞修正しました。foundもIf I hadn't foundの使い方でした)
・I hadn't considered that.
・I hadn't heard.
・Oh, gee, I hadn't realized.
knowの場合は、仮定法過去完了形に多用されていて(If I hadn’t known …)、突然(現在形の話の中のリアクションとして)のこの使い方は探せませんでした。knowは認識といってもスペシャル。
***
今回、「へえ!知らなかった」をknowを使って言うとしたら?って考えたら、I didn’t know that.になりました。thatが必要なの。自分の感覚が正しいかどうか、間投詞wowを加えてスクリプト検索をしたら「Wow, I didn't know that.」がいくつか使われてました。
ここでゾロゾロと連鎖的に浮かんだこと:
・ジョーンズのセリフも間投詞付きAh, I hadn't noticed.、他にもOh, I hadn't noticed.やOh, gee, I hadn't realized.が使われてました。
・be going toがなくてもわざわざ組み込んでいた場合「やれやれ」という気持ちが表れていた事。
▼『おさるのジョージ』
トラクターが泥に嵌ってしまったレンキンスさん:(はぁ~) I'm going to need a tow truck.
・間投詞と共に使われ、didが倒置で文頭に出て疑問文の形になるのに、感嘆文になる現象。(Man, did I luck out marrying you.俺って幸せ者だなあ。『デスパレートな妻たち』)
・How did you know.が驚いて「どうしてわかったの?」になるのは他に当てはまらない特別なことだと『おとなの基礎英語』で先生が言ってたはず。
この件に関係しそうな事を辞書で発見。
*You use you would in negative sentences with verbs such as 'guess' and 'know' when you want to say that something is not obvious, especially something surprising.
(collinsdictionary.com)
How did you know?は否定文ではないけど、疑問文に見えて感嘆文であることと関係あるように思えます。
What wouldn't I do for a drink! 酒のためなら何でもやるよ. (プログレッシブ英和中辞典)
(whatは疑問代名詞だけど、感嘆文)
・knowは事実を知ること。事実として事象やモノが存在することに気づくこと。
『日本語概説』に「(非)存在」という言葉が出てきました事を思い出しました。再度勉強。
アスペクト形式「~ている」で表されるのは‘進行’だけではなく‘パーフェクト’というのがありました。
例文:(今は立っている)この看板はこれまでに3回倒れている。
発話時点に既に達成済みの事態を、何かしらの根拠・記録・記憶に基づいて振り返り、その事態の(非)存在・頻度を述べる用法。出来事を表す動詞なら全てパーフェクトで表すことができる。「~している」「~していた」と時間的意味を持つ‘進行’とは違い、動詞の時間的意味は関係ない。
タ形にするとニュアンスは違うにしても、論理的な意味は変わらない。
・「アメリカに2回行ったことがある」という英語なら現在完了形で言うのも、パーフェクトに近くない?
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doやhadは法助動詞とは違うのに、法助動詞みたいにモダリティを表すときがあると妄想が沸きました。形容詞の用法しかないのに、「間投詞的に」という使い方があるのと同じで、論理的な文法より感性の方が優先されて定着してる感じ。
How do you know?でいいタイミングで、驚いてHow did you know?になるのも仲間に思えました。単にdoの過去形なら「驚き」は含まれない。認識変更の過去形と思っていたけど、モダリティに思えました。
knowとfoundには突然過去完了で使うことがないのには理由があると思うけど、、、と考えていたら、日本語で聞き流していた『SUITS/スーツ』13話から「証拠がなければ知ってると言えない」と言ってるのが聞こえてきました。
notceも事実に気づくことだと思っていたけど、noticeした内容が事実であるかどうかは大事じゃなくて、know やfoundはその内容が事実だと断定する役目を担ってる動詞だから?という妄想が今沸きました。