いつまで他人を続けるの


細かい雨が髪に輝く

あなたは

芋洗い坂を下り

お店の入り口で

つぶやいた


私を食事に誘って

お酒を重ねて

どうしたいの


手を握り

肩を抱き寄せ

キスもする

でも

この扉を入ると

帰りは別々

分かってるくせに

どうするの


こんな夜が

10年続く


男と女