横たわる身体は
震えを伴い
ゆっくりと
波を打つ
呼吸は乱れ
求めに合わせて
唇を貪る
両手はシーツを掴み
爪先はシーツに潜る
いつもの様に
愛撫を欲しがる
甘味は舌先に溢れ
トロ味は指先に残る
果てることなく
彷徨いながら
白い肌が染まり逝く
そして最後は一人
舞い昇る
受け入れることなく
置き去りにして
いつもの・・・・・戯れ
北の旅路で
初めて抱いたのが
35歳
桜路を北に追うころ
43歳
娘は高校2年生
旦那の気配を消して
重ねる情事
他人の女