5月15日第7回目の農業体験モニターに参加して参りました。今回も朝から太陽がカッと照り付け、真夏の様な眩しさでした。これからの梅雨&夏本番に向けて一層気を引き締めて行かなくては辛い季節の農作業を乗り切れません。今年の春~初夏は寒暖差が激しかったので、体調管理を気を付ける事も大事な農作業の一環だと思いました。
4月24日、播種・マルチを掛けたつるなしいんげん、枝豆、とうもろこしは発芽せず、失敗してしまいました。原因はマルチ内が高温になってしまった事に加え、烏等の害鳥障害です。この日、午前9時台でマルチ内の気温は42℃になっており、通常種子は気温30℃を超えると発芽しない上、例え発芽しても暑さで芽が腐ってしまった可能性があるとの事でした。
又、ポツポツと穴を開けた様にマルチが破れている所は烏による食害で、発芽したての芽を好むので、つるなしいんげん、枝豆、とうもろこしは再度畦に直播きせず、別の場所で苗状態に育ててから(苗の状態だと食害が防げる為。)畦に移植させる予定へ変更されました。烏は人目を気にする習性があるので民家に囲まれた農地では被害が少ない様です。ここは隣地に県立高校がある以外は一方が林地、二方は田園で民家は無く人通りも少ないので、ゆっくり優雅にくつろぎつつお食事出来てしまう環境は烏にとって好都合な立地なのでしょう。・・・まったく憎らしいですっ!
穴だらけのマルチ。壊滅状態です。
しかし農業は自然が相手。素人ならば尚更上手く行かないのが当たり前。失敗したら原因を考え、対策を実践する事が「学ぶと言う事」なのでしょう。いたちごっこ状態にジレンマを感じる時も多々ありますが、それだけに無事収穫に繋がった時の喜びはひとしおなのでしょう。スーパーで購入する野菜より自作の野菜がおいしいと言われるのは味その物よりも本人の思いから来る気持の方が大きいからなのだと思います。今回は失敗&予定通りに行かない事が多かったですが、「これらも大事な経験のひとつ」と先生がおっしゃったのには深く頷いた私でした。
7回目の作業は「サニーレタス間引・人参苗周囲の除草・農業の専門用語について・他追加作業」でした。サニーレタスについては間引く段階まで育成しておらず、作業は次回に持越となりました。他の皆様は間引いた苗をベビーリーフの様にサラダにして召し上がられたのではないでしょうか。無駄にならず、おいしく頂け、気持も楽しくて・・・と一石三鳥ですね。以下が作業内容です。
1.サニーレタスの間引・・・
1箇所に付き5株(先月1箇所に付き5粒×20箇所播種)発芽している苗を生育の良い苗を3株残し、2株間引く。間引く際、苗の両脇の土を左手の人差指と中指で抑え、右手で間引く苗をそっと引き上げる。
2.人参苗の周囲を除草・・・
発芽したばかりの人参の芽と雑草は混同しやすいので、慎重に見分ける。分からない場合はもう暫く成長して見分けが付いてから除草する。
3.農業の専門用語を知る・・・
以下が農業を行うに当たって必要な専門用語の一部。
①「播種(はしゅ)」・・・・・作物の種を播く事
②「活着(かっちゃく)」・・・作物が根付く事
③「元肥(もとごえ)」・・・・作物の植付に先立って施す肥料の事
④「施肥(せひ)」・・・・・・作物に肥料を施す事
⑤「追肥(ついひ)」・・・・・作物の発芽後や移植後に施す肥料の事
4.薩摩芋苗の植直し・・・
前回植えた薩摩芋苗の植え方が甘かった為、やり直し。苗の3分の2まで寝かせる様に植え込む。(芽先から3分の1が地上に出ている状態。)苗を土中に寝かせる部分に土を盛るように掛ける。(畦を更に高くする感覚で。)芽先が枯れていなければ苗は生きている上、葉が茎から枝分かれしている元に薩摩芋が生るので、葉が萎びていてもむしり取らない。
大事ポイント・・・作業に取り掛かる前に、苗の状態と発芽状況の診断&観察する事を習慣付けます。例えば・・・
①定植した苗の状態はどうか?(ピーマン、茄子、トマトの葉が変色又は枯れている場合は植え時期が適切でなかった、ポット苗から畦に移植する際根を傷付けたりポットの用土を崩してしまった、寒さで苗がダメージを受けた等が原因として考えられる。)
②播種後発芽した苗の状態はどうか?(サニーレタス、人参の発芽・生育が遅れている場合は覆土の量が多かった等が原因として考えられる。)
③芋類の状態はどうか?(芋蔓の芽先が枯れている場合は植え方が浅かった等が原因として考えられる。)
それらを1~2m離れた場所から観察して当日の作業に取り掛かる。つまり「作物の声に耳を傾ける」事が大切なんですね。
思った事・・・・・・茄子に花のつぼみが早くも現れました。又、苗の先端に見慣れない幼虫(全長5mm弱、黒地にオレンジ色の斑点模様有り。)が止まっていて危うく駆除する所でしたが、てんとう虫の幼虫らしいとの事です。茄子に集る油虫を目当てに来ている様です。農薬を使わず、益虫の力を借りて人間も共存しつつ野菜が作れたらどんなにすばらしい事でしょうか。大事にしたい生命です。
発見!・・・・・・・・作業終了時はほぼ11:30~12:00頃なので丁度お腹の空き時です。レジャーシートを広げて持参のお弁当を楽しまれているご家族をお見掛けしました。大変幸せな風景です。程良く汗をかき、頑張って造った自慢の畑を眺めながら晴天下のランチはとてもおいしいかったでしょう。ご家族連れでお越しの方は如何でしょうか。
では次回も頑張ります。皆様どうぞ宜しくお願い致します。


