Mevrouwのブログ。。。ときどき晴れ -2ページ目

ザルツブルクから帰りはウイーンからのNightjetに乗るのでまずはウイーンへ。

ウイーン中央駅でコインロッカーに荷物を預けようとしたら空きがなく、

引き取りに来た人について行ってなんとかロッカーを確保して荷物を入れたが、

1分以内に支払わねばならない、と言われた。

だが今度は支払いが現金のみでどこかカード払いができないか狼狽えていたら親切な男性がきて、

あんたのロッカー支払いしてないから鍵が開いちゃったよと声をかけてくれた。

そして支払いする機械と引き取るときのカードを受け取るようにと教えてくれて、なんと両替までしてくれた。

親切すぎて詐欺ちゃうかと思ってしまうほどだった。失礼しました。

彼はみかけはトルコ系の完璧な移民で、本当に親切だったのだ。

私もひと様には親切にしようと強く思った。

 

さて身軽になったのでシェーンブルン宮殿へ。ウイーン中央駅から電車ですぐだ。

 

 

オランジェリーはヴェルサイユ宮殿のものには負ける気もするが、

温室には地下の暖房設備もありさすがとうならせる。

 

グロリエッテ

ここのカフェに20年くらい前に子供連れで行った。

今回はひとりでゆっくりとクリームがたっぷりのったアイスコーヒーを飲んだ。

朝から歩き回ったので甘くて冷たいものがとても美味しい。

 

グロリエッテからの眺めはすばらしい

 

せっかくだからシェーンブルン動物園。

世界最古の動物園だ。

しかし近代的につくりかえられていて森のエリアでは、

動物たちの暮らしをじゃましないように木の上あたりに歩道が渡されている。

 

ここにはパンダもいる。

パンダは寝そべっているだけだが愛くるしい。

 

動物園のショップ。そのとおり、と思うシャツ。

 

これはシェーンブルン宮殿の庭園にある古代ローマ廃墟のレプリカ

なぜこんなものを作りたかったのかわからない。

 

暑いからか、庭園を歩く人はさほどいない。

 

              ザルツのお土産はこのチョコ。ドップラーさんここの出身だったのか。

 

 

 

 

 

 

 

2025年8月6日

 

CREATIVE TEAM

Emmanuelle Haïm Conductor and Harpsichord

Dmitri Tcherniakov Director and Sets

Elena Zaytseva Costumes

Gleb Filshtinsky Lighting

Ran Arthur Braun Fight Direction

Tatiana Werestchagina Dramaturgy

CAST

Christophe Dumaux Giulio Cesare

Olga Kulchynska Cleopatra

Lucile Richardot Cornelia

Federico Fiorio Sesto

Yuriy Mynenko Tolomeo

Andrey Zhilikhovsky Achilla

Jake Ingbar Nireno

Robert Raso Curio

ENSEMBLES

Salzburg Bach Choir

Michael Schneider Chorus Master

Le Concert d’Astrée

 

ザルツブルク二日目は結構楽しみにしていたチェルニアコフの舞台

だけど彼の「戦争と平和」と同様の、異常な閉塞感で終始する舞台は見てて疲れた。

最後は全員シェルターに爆弾が落ちて死んでしまうだろうという幕切れ。

今の世界の現実をあまりにも悲観的に映し出していてひたすら暗い。

歌手は主役2人がいいので救われた。

デュモーのチェーザレは本当に素晴らしい〜

トロメオのミネンコはやや精彩を欠いていたように思えたが、こんなセットじゃなあ。

 

弱音を獲得したらすごくなりそう、というクレオパトラ役のクルチンスカ。

セストのフィオリオはちょっと残念。

リシャルダットは期待していたけど声にムラがありすぎて。

オケのホルンとファゴットが抜群に上手い。これまで聴いた中で最高のVa tacito😃

アイム指揮のチェーザレは安心して聴けた。それにテンポもよくキレもある。後で2012年のアントニーニの前奏の演奏を映像で見て比べたところ、アントニーニのテンポよりかなり早くなっていた。アイムは四角四面だと好まない人もいるけど、この指揮は私としては好みだった。

 

隣はサンフランシスコオペラで裏方やってるというご婦人だった。

 

チェーザレの演出ではやっぱりペトルウのものが楽しかったわね。この時のミネンコのチェーザレも悪くなかった。

スカラのカーセン演出は砂漠=石油王というベタな展開。ただ、この時のメータのチェーザレとデュモーのトロメオは非常に良かった。歌唱ではトロメオが圧勝だけど。そしてジャル様セストとミンガルドのコルネリアも盤石だった。

昔DNOで見たモネとの共作のプロダクションはとてもユニークで面白かった。今思えばあれは良かった。ザッゾとピオウとアサノ。ニレーノがドミニクヴィスだし。

それに比べてビエイトの舞台は最低だった。デュモーのチェーザレだけが100点で救ってくれた。

今回のザルツもデュモーがいたからこそ聴き応えがあった。

 

 

 

 

 

2025年8月5日

Haus for Mozart 

 

CREATIVE TEAM

Gianluca Capuano Conductor

Barrie Kosky Director and Concept

Otto Pichler Choreography

Michael Levine Sets

Klaus Bruns Costumes

Franck Evin Lighting

rocafilm Video

Olaf A. Schmitt Concept and Dramaturgy

Pedro Beriso Musical edition

 

CAST

Cecilia Bartoli Eurydice / Arachne

Lea Desandre Statua / Myrrha / Echo

Nadezhda Karyazina Minerva / Nutrice / Juno

Philippe Jaroussky Pygmalion / Narcissus

Angela Winkler Orpheus

Rachele Chinellato, Jia Bao Beate Chui, Martje de Mol, Fanny De-Ponti, Matt Emig, Claudia Greco, Alessio Marchini, Prince Mihai, Rouven Pabst, Teresa Royo, Felix Schnabel, Rens Stigter Dancers

ENSEMBLES

Il Canto di Orfeo

Jiayu Jin, Laura Andreini, Stefano Gambarino Soloists

Jacopo Facchini Chorus Master

Les Musiciens du Prince — Monaco

 

 

 

 

4時間あるので見る方も結構パワーが必要

コスキーだけどはちゃめちゃではない。 

オルフェオが語る形で物語が綴られていく。

ラストは意外にもオルフェオの死になっており、首が舞台中央に置かれて幕が降りるというグロなエンディング。

オルフェオ役の女優はずっとドイツ語で語り、それがやや長いと感じる。

 

物語は全てのエピソードがホテルの一室で演じられる。

よって原作はOvidオイディウスの変身物語なのだが、

このオペラのタイトルはHotel Metamorphosis となっている。

大きなベッドが中央にあり、まずはエウリディーチェがこのベッドに沈み込んで消えてしまう。

 

ピグマリオンの章ではジャルスキーはGeekでヒト型アンドロイドみたいなのを作り上げてベッドに寝かせて撫でたりする。彼の願いが聞き入れられ黒いダンサーたちが登場した後、願い叶ってアンドロイドが人間になる。

デサンドレがボンソワ!と言ってジャルスキーに抱きついてくる。

それからみんなでダンス! 

ジャルスキーも振り付けを一生懸命やってて良い感じ。

デサンドレは当然、ダンス立派!

 

アラクネはインフルエンサーとして人気を博している設定。ミネルヴァとアバター作成バトルをしてミネルヴァの怒りを買いビンタを張られて首吊りをしようとおりてきたロープに首を入れるところで幕 

蜘蛛の映像が幕に映る

 

ミルハはデサンドレで色々な男たちに言い寄られるところが男どものイケイケダンス(マクヴィカーみたいな)これも合わせて踊るデサンドレはもちろんなんの遜色もなく一緒に踊る。

憧れのパパは黙役でビジネスマン 

ついに父に内緒で暗闇で父親といたすがバレて逃げる

が棚に吸い込まれ木になって出てくる

 

ナルキッソスは当然適役のジャルスキー

そっくりのラバーマスクをつけた裸のダンサー2人がパジャマ姿のナルキッソスとベッドの中 

ナルキッソスを愛するエコーはふふふっと笑って飛んでくる妖精姿のデサンドレ 

結局ナルキッソスは水仙の花になりエコーは声だけになる。

 

そして再びエウリディーチェ

オルフェオの面影を追うもオルフェオはバッコスの信女たちに襲われベッドに吸い込まれダンサーたちが斧で🪓そこを打ちまくりやがて首だけが拾われ舞台中央に置かれる。

 

歌手はみなさん素晴らしい

バルトリ様ジャル様そしてデサンドレ嬢ですから盤石です。

 

ジャルスキーのヴィヴァルディをオペラの形で聴けるとは!

 

ラスト近くのバルトリによるファルナーチェが珠玉

 

歌手はそれぞれうたいたいヴィヴァルディの曲を3曲ずつ選んでそれを元にオペラに構成したらしい。

最高だ。

 

今年のザルツブルクの夏はさほど暑くないのでエアコンのないホテルでも快適だった。

私が泊まったのはシーズンオフは学生宿舎になっている所だったので設備は学生寮そのもの。ホテルというよりゲストハウス。エアコンなしでドライヤーもシャンプーもないけど冷蔵庫がついてる。地下に洗濯機が並んでいて自由に使える。

レセプションはバイトのお兄さん達。

街の中心なのに破格の安さなのでじゅうぶんこれでいいわ。