それは巨大な昆虫人間であった。およそ20m、恐竜ほどはあるのではと思われた。
「でかっ、でかっ」カナは言葉に詰まった。
「なんだ、これは」アイダも言葉にならない。
「……」ヤマブキは黙ってしまった。
「クロカワさん、これを知っていますか」
「いや、こんな実験は知らない」
そう話していると熱線攻撃を仕掛けてきた。皆散って逃げた。相手が大きすぎて攻撃にならない。
「皆待ってくれ、こういったときのために用意しておいたものがある。」スミタニはそう言うと誰かに連絡を入れた。
「なんですかそれは」
「こうなるとは1パーセントは予測していたということだ」
数分の辛抱のあと、それが飛来した。5機の航空機が現れ、巨大昆虫人間に攻撃を始めた。その隙に皆が揃った。
「あれは何です」
「最新の機械だ。大型産業機械の名目だが実際は戦闘機だろう。で、あれに乗って戦う。」
「乗る―?操縦なんてわからない」カナは言った。
「重機の免許も自家用航空機の免許もないぞ」アイダは言った。
「操縦は勢いで、法律なんて気にしてはいられない。」
そしてそれが舞い降り、自動的にコクピットが開いた。そして乗った。
「奴に対応するには、一つしかない。我々も巨人になる。」スミタニは言った