翌日からマサトシは喫茶店に復帰した。顔なじみの客からは、どうしたのかと聞かれたので、いろいろと急用があったので休んでいましたと言った。やはりこの場所は落ち着くなと思った。もうすでにあの日々のことを忘れてしまいそうだった。
それでも聞こえてくるものだった。別の客があること話しているのを聞いたので間に入ってしまった。それはオクトスと呼ばれる企業のことだった。興味あるかと聞かれたので、少し、と言うと話してくれた。オクトスはここ数年一気に伸びた企業で、生物化学を主にしているそうだ。しかしその裏では何かをやっているとの噂だった。
やはりそうか、あの研究所にあった、オクトスという言葉、この企業には裏がある。でもどうすればいいか迷った。
しかし今は、戻ってこれたことを喜んでこの日常を過ごしていきたいと思った。