マサトシはとりあえずそのまま世話になっている喫茶店へと帰った。そこのおじさんとおばさん、そして娘さんが迎えてくれた。何があったのか訊かれたので、誰かに連れ去られて実験されたこと、博士の行動により脱出できたことなどを話した。大変だったんだねと言われ、とりあえず休ませてもらうことにした。

 

一週間ぶりかの自分の部屋で横になって天井を見る。あの日々は何だったのか、あの研究は何だったのか、多分あの施設はオクトスだったと思うが、そのまま訴えてみてもいいのか、意味はないのか、これからどうするのか、頭の中でいろいろと考えが廻った。

 

しかし誰も追いかけてこないことを考えると、自分が誰かまでは気にしない者たちだったのだろうと考えた。明日からは普通の生活に戻れるのだろうと、一応安堵した。

 

そしてそのまま寝た。