本部のミニターに映し出されたのは、まさしく巨人であった。
霧島「本部きこえますかー。こちらは北方訓練場、今からこれをもって東京湾上空に行きます。それでは。」
高田「あんなものを作っていたとはな」
式山「驚かないものか」
高田「ここ十年で君達側から提供された技術情報は世界に大変革をもたらさんとするものだ、特に新エネルギー理論。君達は知っていたのだな」
神川「すまんな、隕石衝突並みに正確性のない情報で混乱させるのは、あれだった」
日本時間正午前。
あらゆる攻撃を無効とし、かつ東京湾周辺地域を焼きつつ前進する巨躯物体。
超大型高空空母が上空に到着。
高田「ところであれは自律型なのか。まさか人が乗っているのか」
神川「AIでも任せるのか、責任が取れんよ」
霧島「高田さん!私が乗るんですよ。お任せください」
高田「霧島君がか」
霧島「私の腕を買って補佐官にしてくれたのではないですか、まあ防衛と政治では方向はだいぶ違いますが」
神川「双方に明るいのが理想だからな」
高田「・・・・・・まあいいが」
式山「主戦場は中央防波堤旧処分場最外郭部。全ての艦艇はここに巨獣を誘導するように。当該地域に隣接する場所を最優先に退避支援を」
本部から一斉に連絡が行われる。
神川「それでは、対巨躯物体鎮静排除用大型汎用直立二足方向型高度戦術防衛装備の投下を」
霧島「お任せください」
上空より巨人が投下される。
適当な高度にてロケットエンジンを点火、爆音が首都圏を包む。
そして軟着陸。
対峙する巨躯物体と巨人。
戦闘開始の合図とともに、巨人の右腕が巨躯物体をとらえる。
式山「あの物体を何と名付けますかな?」
神川「もう四十年前より決まっていることだ、島の方から聞いた名だ。」
「ゴジラ」
終