【テーマ】 「 唱(とな)え死(しに)」 【ご法門】 「 何時(なんどき)の しれぬ此身(このみ)の たのしみは やまひなくして 法(のり)につかへん 」 【御題】 「 如説抄(にょせつしょう=如説修行抄の事で、かくのごとく修行せよと定められたとても長い経文です。当宗では6つの段に分けて、月単位で順にお唱えしていきます) 唱死の事(こと) 」 【大意】 「 「死は一定(いちじょう)なり」で、 私(わたし)たちは明日(あす)がわからない無常(むじょう)の身(み)ではありますが、それまでの間一生懸命(あいだいっしょうけんめい)ご奉公(ほうこう)させていただき、功徳(くどく)を積(つ)み喜(よろこ)びを感得(かんとく)し、無病息災、増益寿命(むびょうそくさい、ぞうやくじゅみょう)のご利益(りやく)をいただき、御法(ごほう)のお役(やく)にたつ楽(たの)しみに満(み)ちた、一生をおくらせていただくことが肝心(かんじん)と、お示(しめ)しの御教歌(ごきょうか)です。  」 【御指南】 「 信行の身の御利益は無病息災に過(す)ぎたるはなし。今生(こんじょう)のいとなみは。あるに任(まか)せてと思(おも)ふとも。病者(びょうしゃ)にてはいかんとてなしがたし。命長(いのちなが)くとも、家(いえ)とめるとも、いたづらに今生をすくさんは口(くち)をしき次第也(しだいなり)。現世(げんぜ)の事に心引(こころひか)れて怠(おこた)るは罪障也(ざいしょうなり) 」  ➡