禁止されるほど気になってしまうのが人間です。
「開けてはいけません」と言われていたのに
浦島太郎は玉手箱を開けて老化しました。
「覗かないでください」とお願いされたのに
お爺さんは覗いたので鶴は逃げてしまいました。
禁止されると好奇心が掻き立てられる心理効果を
カリギュラ効果といいます。
語源は第3代ローマ帝国皇帝のカリグラをモデルにした
映画のタイトル「カリギュラ」で、その映画があまりにも過激で
公開禁止になったことで見たい人が増えてしまったそうです。
あるお寺の話でこんな話があります。
観光に来た人たちがお寺の石をおみあげに持って帰るため
困ったお寺は、「石を持って帰らないで下さい」と掲示しました。
どころが、石を持って帰る観光客が増えてしまったのです。
なぜ、増えてしまったと思いますか?
「持ち帰らないで下さい」と言われると持ち帰りたくなる心理に加えて
「みんな石を持ち帰っているんだ」と思う人が増えたからです。
そこで、困ったお寺は別の表現に変えました。
すると石を持って帰る観光客が激減したのです。
あなたなら表現をどのように変えますか?
・・・
・・
・
お寺は「皆様のおかげで景観が守られています」としました。
上手いですよね。
このような掲示されると、景観を守る一員として自覚し
石の持ち帰りはもちろん、ポイ捨てもしようと思えませんよね。
つまり、表現次第で人間の心理は変化するのです。
このカリギュラ効果を知った上で、表現を工夫することで
お客様の好奇心を引くこともできるし、やって欲しくないことを
お客様自らしなくなるようにすることもできるのです。
ではカリギュラ効果を実際にあなたのお店にどう応用するのか?
例えば美容院でターゲット層の気を引きたいのなら
「美を諦めたオバさんは来ないで下さい」とかいいですよね?
この表現は、ターゲットを40代~50代くらいの
年をとっても美しくありたい女性をイメージしてみました。
こういう女性は美にお金をかけてくれますので
価格を高めに設定してプレミア感を演出すると
ますますお店のファンになりやすいと思いますよ。
逆にお客様が予約時間を守らずに困っているのなら
「当店をご指名していただける皆様が予約時間を守っていただけるので
お一人お一人に向き合える仕事ができていることに感謝します。」
のような張り紙を待機所に貼っておくといいと思いますよ。
このようにあなたのお店でお客様の気を引きたい事や
お客様にお願いしたい事にカリギュラ効果が使えないか考えてみて下さい。
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読んでしまいましたか?
これがカリギュラ効果なんですね。
では。
