私は5人家族、3人きょうだいの末っ子で育ちました。
父は会社員で平日働き、土日も別の仕事をして家計を支える存在、日中家にいたのは体調不良か年末年始くらいでした。
母は専業主婦で、私が小さい頃は学習教材の配布のアルバイトのようなこともしていましたが、家庭はほぼ母が回しており、今で言うワンオペ状態でした。
1番古い記憶は家族5人で行った京都旅行で、これが最初で最後の家族全員の旅行です。
楽しかったのか、しばらく隣の家に回覧板を持っていく度に「京都行ってきたんだ」と言っていたらしいです。
姉は9歳年上、兄は6歳年上。
父と姉はあまりうまくいっていっていませんでした。
まだ私が幼稚園の頃ですが、夕飯時にみんなで食事をしていると、肘をついて食べる姉に父が
「肘をつきながら食べるのはやめろ」と言っても、いつも姉はやめません。
隣で「なんでやめないんだろう」と私は思っていましたが、姉は不貞腐れたような顔をして
父を無視して肘をつきテレビを見ながらご飯を食べています。
父が「やめろって言ってるだろう!!!」と大声で怒鳴り始め、それでも姉が無視していたり「うっせーな」と言ったりすると
父が立ち上がり姉の肘を思いっきりぶつと、そこでやめずに頭や顔を思いっきりぶったり蹴ったり(相当痛いので殴るの方が近い)し始め、夕飯がそこで中断。
姉も抵抗しますが、父の力にはかなわない。父は容赦せず本気の腕力だからです。
何度か眼鏡が吹っ飛び、レンズが取れてしまったりしていました。
思いっきりぶたれた姉は悔し泣きをしている時もありました。
私はやめてもらいたくて、父の腕にかみついたり、足を蹴ったりしていました。
どうして姉をぶったり蹴ったりするんだろう。理解ができませんでした。
本当に父にむかついたときは本気で腕をかみました。できる限り父を攻撃したいと思いました。
でも、スイッチの入った父は私を思いっきりぶって、私が勝てることはなく、いつも隣の部屋の座布団に突っ伏して数十分わんわん泣いていました。
しばらく経ってから母が来てくれていました。父が収まってから声をかけにきてくれていたのだと思います。
夕飯はとっくに冷めていて、嫌な雰囲気の中食べ物を口の中に入れる作業をしていました。
こういう日があるので、夕飯があまり好きではなかったです。
兄はさっさと夕飯を食べて2階の自分の部屋に早々逃げていたことが多かったです。
母は、父に何度も「やめて」とは言っていましたが、とても腕力がかなわないので、体を張ってとめる、みたいなことはしなかったと記憶しています。
母もたまにですが、父からぶたれたり蹴られたりしていました。(母は子供たちが家を出て行ってからもそういう状態が続きました。)
姉は父のことが大っ嫌いだったと思います。
私もだんだん父のことが嫌いになっていきました。
父が普通の時は良いのですが、いつスイッチが入るかわからなかったので、それが嫌でした。