ここは笑顔が光るまち | moritaのブログ

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6.1の記事で、居住している千葉市をさんざんコケにした雑誌のことを書きました。

ナイーブな私は、この雑誌を見て深く傷つき、いたぶられ、慟哭の日々を送っていました。


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少し前のものですが、千葉市の平成23年度決算の新聞地方版記事、

   『財政健全化、依然遠く』、『公債費比率など 政令市最悪』

というタイトル。危機的な財政状況だそうな。


国破れて山河があるか知りませんが、何だかんだ言っても、役所はちゃんと機能してくれないと困ります。


国家レベルでの、財政や統治の麻痺は、何か最近の国会政局とか地方交付税の遅配を連想してしまいますが、本当にこの先大丈夫なの? と思ってしまいます。


国の弱みにつけ込まれ領土をかすめ取られたりしないだろうか。

千葉県は海岸線が長いので、急襲上陸や艦砲射撃に対してはきわめて不利な地勢です。


やや誇張を含めて書きましたが、地方レベルだって、住民票や印鑑証明が1通1万円くらいになるかもしれません。



お役所だって、人数を減らされ手当を減らされ、照明も暗くされた中で一生懸命やっているのでしょうけれど(やっていない人も多いですが)

その上、雑誌に、あーだこーだと書かれてしまっては立つ瀬がありません。



千葉市も一矢を報いたいと思っていたのでしょうか、その逆襲の証しがありました。


5.14毎日新聞地方版に、『千葉市がパンフ 首都圏政令市比較 データで魅力PR』という紹介記事があり、それによれば、

『千葉市は、首都圏の政令市と比較した統計データをもとに同市の魅力を伝えるパンフレット、「チバスイッチ、ON」を発行した』

ということです。

発行の狙いとして、人口減少対策の一環で、教育や子育て、自然やスポーツなど市の持つ魅力を客観的な数値で説得力を高めて伝え、市内への転入を促すためだそう。


市のHPからも閲覧できるということなので、見てみました。


これがパンフレットの表紙。

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頁を繰ると、住環境、交通アクセス、行楽スポット、子育て・教育、防災、自然、スポーツ、イベント、それぞれ、いかに千葉市が素晴らしいかを、力を込めて解説しています。

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18頁にわたるパンフレットで、やたらと数字の比較が目立ちます。

可笑しいのは、比較対象というか、敵意をあらわにしているのが、横浜、川崎、さいたまに集中していること。

強調するほど「ひがみ」というか「背伸び」というか、どんぐりの背比べを承知で打って出たような。


曰く・・・・・


・マイホームが安い!

 安い←千葉市 さいたま市 横浜市 立川市 川崎市→高い


・食費(食品小売価格)が安い!

 安い←千葉市 さいたま市 川崎市 横浜市→高い


・夏涼しく冬暖か!

 過ごしやすい←千葉市 横浜市 さいたま市 府中市→過ごしずらい


そのへんの実感はありますね、利便性や多少の「見栄」をはずせば暮らしごこちはなかなかです。


・保育所の定員数にゆとり!

 多い←千葉市 横浜市 川崎市 さいたま市→少ない


・小中学校の校庭が広い!

 広い←千葉市 さいたま市 川崎市 横浜市→狭い


・中学校のPC台数が多い!

 多い←千葉市 川崎市 横浜市 さいたま市→少ない


教育環境はよく判りませんが、わざわざ強調するほどでもない数字も。


・小学生の足が速い!(50m走タイム比較)

 速い←千葉市 さいたま市 横浜市 川崎市→遅い


知りませんでしたねェ だからどうなの?


・救急車現場到着時間が速い!

 速い←千葉市 さいたま市 東京消防庁 川崎市 横浜市→遅い


・小児科医師数最多!

 多い←千葉市 川崎市 横浜市 さいたま市→少ない


・入院時も安心!(一般病床数比較)

 多い←千葉市 川崎市 さいたま市 横浜市→少ない


かなりパラノイア的になってきます、そんなに意地を張らなくてもと思いますが。


・市民一人あたりの公園面積!

 広い←千葉市 さいたま市 横浜市 川崎市→狭い

   これは2位とはダブルスコア


・市民農園が広く自然いっぱい!

 広い←千葉市 川崎市 さいたま市 横浜市→狭い


2位の4倍もあるそう、要するに「INAKA」なのでしょう。


・スポーツ施設が充実!

 多い←千葉市 さいたま市 横浜市 川崎市→少ない


・中学校の給食実施率100%!

 千葉市、さいたま市・・・○、川崎市、横浜市・・・×


・農水産品の宝庫!

 梨 : 産出額全国1位(白井市など)、枇杷 : 同全国2位(南房総市など)、

 新鮮野菜 : 同全国3位、ソフトクリーム : 生産量全国3位、

 魚介類 : 同全国5位(銚子市など)、いちご : 産出額全国10位(旭市など)


ここだけ千葉「市」ではなく千葉「県」なのがまた可笑しい。



懸垂型モノレールの営業距離はギネス登録!

貝塚の分布世界一!

人工海浜の長さ日本一!

幕張新都心を運行する「連節バス」の車長は日本最長!


かなりの努力作です。



人口比率で表わしたものが多いのですが、単位が面積になったり数になったり、出典も色々。

なんとか1位にもっていく苦労が(作為が)うかがわれるようで。

統計データは、示し方で受ける印象が違うのは、よくあることですけれど。

網羅的というより、局所的に「良いとこ取り」をした印象も、当然ダメな数字はどこにも書かれていません。


パンフレット表紙には、『ここは笑顔が光るまち』

裏表紙は、『ほら、ちょっと気になってきたでしょ?』


総合住みよさランキング、


1位 千葉市

2位 川崎市

3位 横浜市

4位 さいたま市

(出典:東洋経済新報社「都市データパック2010年版」)


そうかなあ、何か隠していないかなあ。

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