自衛隊は日本の船をソマリア沖の海賊から守るが、

外国の船を守ることはできるか、できないかの議論が

あるそうです。

外国の船を守る行為は「自衛」ではなくて「侵略」?に

なってしまうかどうかということらしいです。

それについて私は次の2点について考えました。


【戦争への発展?】

 難しいことはよくわかりませんが、私は目の前で犯罪の

 被害にあっている人がいるのであれば、見過ごすできでは

 ないと思います。

 ただ、それを良しとして武力を行使することに慣れてしまうと

 大義名分があれば武力行使を認めるということに発展して

 しまうのではないかとも思います。

 大義名分があれば戦争ができる。

 大義名分を探せば戦争ができる。

 大義名分を見つければ戦争ができる。

 大義名分を作れば戦争ができる。

 大義名分によって過去の戦争は引き起こされました。

 戦争はやりたくないです。

 犯罪から被害者を守りたい、でもそれが発展すると

 日本が戦争をしやすい状態になってしまいそう。

 難しい問題です。。。


【問題の根本解決】

 ソマリア沖の海賊問題の背景には、2つの意見があるそうです。

 1.漁民の困窮

   貧困の原因には次の2点のようなものがあるそうです

   1-1.ソマリアの内戦、無政府状態によって漁業で生計を

       立てていた人たちが魚を輸出できなくなってしまった。

   1-2.沿岸への産業廃棄物の投棄によって住民が病気になり、

       漁業ができなくなってしまった。

 2.漁民の困窮と見せかけて実は最初から武装集団

   上記1のように見せかけて同情をしてもらい海賊行為を正当化する

   武装集団がやっている。

 

 これらの背景によってソマリアでは海賊ビジネス、その周辺ビジネスが

 発展しているそうです。

 現在、被害にあったり、被害にあいそうな船を守ることは必要ですが、

 同時に海賊問題の背景に潜む問題の解決も行う必要があるのでは

 ないでしょうか


 昨日、「「社会を変える」を仕事にする」(駒崎弘樹さん(著))という本を

 読みました。

 その中で「溺れる赤ん坊のメタファー」という寓話が載っていました。

 「溺れる赤ん坊のメタファー」とは、次のような話です。

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 川を流れてくる赤ん坊を旅人が助けます。

 そしてもう一度、川を見るとまた赤ん坊が流れてきます。

 もう一度助けます。

 そうするとまた赤ん坊が流れてきて助けます。旅人は赤ん坊を

 助けることで精一杯になります。

 実は川の上流で男が赤ん坊を次々に川へ流しているのですが、

 旅人はまったく気づかない。

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 この本の中で駒崎さんは以下のようにおっしゃっています。

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 これは「問題」と「構造」の関係を示した寓話だ。
 問題にはつねに、それを生み出す構造がある、
 そして、その構造に着手しなければ、
 真に社会問題を解決することはできないのだ。

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 この「溺れる赤ん坊のメタファー」はソマリアの海賊問題に

 当てはまるのではないでしょうか。

 海賊被害(=問題)、ソマリアの困窮もしくは武力集団(=構造)。

 問題と構造を同時に対応していかないとけが人、死者が増えていき、

 憎しみばかりが大きくなってしまい問題はますます大きくなって

 しまうのかもしれません。


「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方/駒崎弘樹
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