2月13日
4時に起きてプーンヒルへ。
ロッジの裏の展望の丘、50分くらいの登りである。
まだ真っ暗な山を懐中電灯だけで登ってゆく。
夜明けがやっぱりきれいだと言うことで、ここまで来たけれど、正直きつい。
ハイペースで登ったのと2週間分の疲れが体を駆け回っている。
行くしかない!と、自分に言い聞かせて登る。
だいぶ低くなってきたとはいえ、ゴレパニは2800、プーンヒルは3100ある。
いやがった・・・誠二郎君。
「野口さんの写真を撮る姿を見たかったんで、走って山を降りてきました。」
照れくさいけれどうれしいことを言ってくれるやん。
ここ4日くらいずっと行動が一緒だったシルビア誠二郎君とと記念写真。
「ここにくる途中で日本人の女の子にいきなり指差されて笑われましたよ・・」
がははは。リエに会ったようである。
いっしょにゴレパにまで降りて朝食をとってポカラで再開を約束して反対方向に下りる。
さあ、今日は一気にナヤプルまで降りて、ポカラで日本食を食うんだ!と、
食欲が自分の足を引っ張る。
普通はティケドゥンガに泊まる2日の道のりである。
もうとにかく飛ばして下る。
ほとんど休憩をせずにウレリまで一気に下る。
ウレリからティケドゥンガまでは医師団で一気に600mのくだり。
コブ斜面をスキーで下るようなペースで駆け下りる。
さすがにティケドゥンガまでついた時は膝がかなりキテたけれど・・。
ここまでくればもう後ナヤプルまで3時間、ポカラまでは5時間だ。
ゆっくり人々の暮らしを眺めながらモディ・コーラ沿いを下る。
ビレタンティでACAPのチェックポストでチェックアウトのスタンプを押してもらうと、
このトレッキングが終わるんだなって言う実感が込み上げてきた。
ナヤプルからタクシーで1時間半、
ポカラのホテルでシャワーを浴びて「古都」でとんかつ定食を食べる。
うまい・・・
つらかったトレックのことを思い出したと、
久々の日本食のうまさにちょっとジワッときてしまった・・