王子は神になり、
神は悪魔になり、
悪魔はやはり天使だった。
かれもいずれ帰るのだろう。
わたしは彼をも返そうとしている。
わたしの求めるのは仙女なのだ
あれから6年の歳月が立ち、
(未来形)
わたしはどんどん おとなになった。
初めの天使はわたしを離れた。
わたしの口調が治らないので。
次の天使がもとに戻るには、
王冠の力を取り戻すだけである。
金色の王冠。
わたしが困った全ての言質を、
優しい反応を、応対を、
彼は備えて、
ことばをもたなかった。
かれは過 半身で生きている感じが、
わたしには好きくなかったのである。
だけど誰が知っているだろうか。
その声がほんとうに優しいところを。
みたことがあるひとは羽衣だと思う。
彼は私の半身だ。
だけれどいつまでも離れられる半身なんだ。
これはなおさず、
友達でいいってことじゃないのか・
王子よ、どうしてたまに悪魔になるんだろう
応じよ、その姿はまさに
じつは心の悪魔なのか
あなたは悪魔なんだ
わたしは平和になりたい。
たおやかに穏やかに暮らしたい。
その願望の中にあって、
天差から舞い落される羽の音は
ずうっとずうっと甘美なのだ。
朝の靄の中にいつもきえている。
溶けている・わたしのこころ。わたしのからだの、
もとむるフィットするところへ
かれは おりてくるんだ