9日の火曜は福島ご縁をむすぶ会の主催で
鳴海周平さんのお話し会があり、参加してきました。
時間が14時からなので、それまでかなり時間がありますね。
なので、また始発で出かけて信夫山に登ってきました。

前回は5つ全ての展望台を回って、5つ全ての山頂にも登ったので、
今回は通ってないルートや場所に行く予定です。
氣になるのは金鉱跡、地下工場跡、三十三観音石仏群、
西にある謎の石段、前回は歩いてない東側全体です。

7時間近くもあれば、なんとでもなりそうですが、
そうもいかないから面白いのでしょうね。
信夫山48石なんてのもあるので、
あと何度来ても楽しむ事はできそうですよ。

また東福島駅で降りました。
地図で歩くコースは決めてたので、
少し東に出てから南下します。
全ては用意されているって誰が言ったんだっけ?

最近ずっと考えてた事がありました。初雪草が見たいと。
芝公園からなくなったので、今年は一度も見てないんですよね。
郡山の富久山か、村山の河島山か、相馬に行けば見られるので、
行く機会はないかなと考えてました。

ふと見れば駅前の床屋さんの前に一株だけ、
初雪草が目に入りました。枯れかけててもまぎれもなく初雪草。
通ると決めた道沿いにあるとか、すごい準備をありがとう。
最初は別のコースで考えてたのに、なるようになるね。

阿武隈急行の線路を越えた先に、子持稲荷神社があります。
以前来た時は寄りそびれたのですが、
少し迂回した場所なので分かりづらかったね。
ごあいさつをして進みます。

以前寄った石森神社がありますね。
その隣の石森稲荷神社の方から順にごあいさつ。
鳥居がたくさん並んでるのはよくありますが、
ここは社名表示もいくつもついてるのね。

卸町駅前からまた南下します。
八反田川を過ぎて熊野神社があります。
この辺の住所は熊ノ前なんだね。
ごあいさつをしてさらに進みます。

また川を越えると、大地鎮神社があります。
祭神は大地主神という独自の歴史から生まれた神様。
一休みしてここで本日の御神業をします。
ここの地名が丸子なので、信夫山の北側ともう同じなのね。

さらに進むと松川に当たるので川沿いに東へ。
近くに伏見稲荷大社があるので、住宅地に入ります。
曲がった先に一鉢だけ置いてあるのは、
先がピンクのエンジェルトランペットですよ。

仙台では黄色のしか見ませんが、
ピンクのもあるらしく見たいと思ってたら準備が素敵すぎる。
ただ、先がピンクでも元の方は黄色っぽいので、
全部がピンクのがあるならそれとは違うかも。

伏見稲荷大社と地図にあるけど小さなお社だね。
表札があるし、個人宅の庭先なのかなと。
脇に赤の丸ポストとか古そうな電話ボックスとかあり、
収集家が住んでるのかも。ごあいさつをしていきます。

松川を渡ったら、信夫山は目の前ですね。
北登拝路を登るつもりですが、
まずは東の麓にある瀧洞神社へ。
名前を見た時からずっと氣になってたのです。

鳥居の先はゆるい坂をけっこう進みますね。
ふと大きな葉が落ちてます。
もしやというか、キリの成木がありましたね。
地図で氣になってたのはキリに呼ばれてたのかも。

蝶も飛んできて歓迎してくれましたね。
由来を見ると湧き水が出てる場所で、
ミズハノメノミコトを祭ってるらしい。
もしやこの手水がその湧き水?

山中のどこからか管が引かれて流れ続けてますが、
水道があるようには見えないので、
その湧き水のようですね。
普段は手水を省略することも多いですが、これはしたくなる。

水源はどのあたりだろうと見上げたのがまずかった?
社殿の裏から登れるように思えたので行くしかないなと。
坂を下りてぐるっと回って北側に行くのは面倒です。
基本的に面倒くさがりなので、
安易に考えて、結果的に余計に面倒になることはあるね。

落ちてる枝から長くて丈夫な一本を拾います。
身長以上あって弓なりに反ってるので、
十分に支えてくれるし、蜘蛛の巣よけにもなるかなと。
今日の相棒は君に決めたというか、命は預けた。みたいな。

登れそうとはいっても相当な急斜面で、草木がびっしり。
手近な枝をつかんで進むも、たまに抜け折れるので注意。
早くも途中で後悔しはじめてももう戻れないね。
植生が笹藪に変わっていき掻き分けるのも一苦労。

そんなに高くない位置に一周道路があるはずなので、
とにかくそこを目指して道なき道を登ります。
緩やかになってようやくゴールと思ったらフェンスですよ。
越えないと出られないので越えましたが、
除染土置き場になってる場所に出たっぽい。

一周道路につながってて、出られたのはいいけど、
合流点に警備員さんがいて、めちゃめちゃ不審な目でしたよ。
どっから来ました?と聞かれて、山登りしてきましたとだけ。
こっちから人が来るわけがない方向でしたからね。
地図の等高線的に60mくらい登ったようです。

一周道路を東に回り、見晴らせる場所を探すもないですね。
展望台は5つあっても、北東側だけは見下ろせません。
とりあえず、さらに登ってみましょう。
一周道路より上は木が点々とあるだけなので、道がなくても歩けるね。

冒険の森エリアのようで、アスレチック遊具でもあるのかな?
と思ったら何かありますね。手すりのない吊り橋だね。
揺れまくって綱渡り的に怖い。落ちそうになり枝を着いてセーフ。
こんなところでまで助けてもらうとは。

つかまってぶら下がれる鎖がどんどん高く連なってるのがあるけど、
そもそも十数秒ぶら下がるのが限界で移動とか無理すぎる。
足の筋力は多少あるにしても腕の筋力はきっとない。
サスケとかに出る人用にしか見えません。

ターザンロープ的な滑車で滑り下りるのもあるけど、
ぶら下がる部分が外されてて使えない。
というかどう見てもこの冒険の森エリアは廃墟だね。
駐車場がバリケードで囲まれて除染土置き場になってます。

東側で一番高そうなテングラ森に登ります。
周辺は細道小道がたくさんあるエリアですが、
道から少し離れると空いてる場所のそこら中にシートを被せた土かなと。
福島市は信夫山を観光地として放棄したのかと感じて悲しいね。

テングラ森はごつごつした岩だね。
高い場所だけど、周りは森で見晴らせもしない。
桜のプロムナードという場所を通って第二展望台へ。
見晴らしつつ移動ルートを考えます。

まずはガイドセンターへ。一階の資料室とか前に見てないしね。
10時に開館ですが、10時6分に着くとかもう完璧だね。
資料を読んでたら仙台とのつながりがいろいろ分かる。
信夫山の古名が青葉山で、攻め入った伊達家がその名を仙台に持ってった。

仙台の北山に羽黒神社がありますが、
それも信夫山の羽黒神社が由来だったとはびっくり。
北山には出羽三山神社もあるけど、それもつながってるかもね。
信夫山には個別にありますし。

ちなみに今の仕事をする前に、一週間だけした黒歴史な仕事があり、
その時に担当エリアが北山で、羽黒神社によく寄りましたね。
当時まだ神社好きではなかったけど、休める場所が神社か公園なので、
神社に寄っては参拝してました。やはり何かしら縁があったのね。

信夫山の模型があったので、金竜坑と言われる金鉱跡の場所を確認。
北口もあるので可能なら両方行きたい。
模型には道なりに糸が張ってあるように見えますが、
烏ヶ崎から西にも糸が。まさか下りる道が?と思うけどあれは絶壁だったね。

ジェラートありますの案内を見たので、食べてみよう。
3つの味からハニービーを選択。
固いのでしばらくしてからどうぞと。
一休みしてのアイスはいいね。美味しく頂きました。

なにやら駆け込んで来た方がいて、
440段の石段を7分くらいで登ってきたとか。
第二展望台の下にそれがあるので、いずれは通りたいね。
そしてその方が窓から千貫森が見えると話したので、
思わず食いついて教えてもらいました。

なんかこの方も私のために準備されてきたのかもね。
いるタイミングに合わせて来て、興味を持つ話題を振るとかもう。
千貫森には以前登りましたし、ここから見えるとはびっくり。
屋上にも上ってから出発します。

1時間近くもゆっくりしたので、あと4時間しかないね。
西側に行くにしても下りてから登るのはきつかったので、
登ってから下りよう。羽黒神社には寄りませんが、
参道を下りつつ、左右に並ぶお社にごあいさつをしていく。
名前が分からないのも合わせて12ほどあるのかなと。

薬王寺の墓地の中を抜けて鐘楼へ。
やはり鳴らしたくなりますね。ゴーンと一発、山中に響け。
薬師堂にもごあいさつをして、
薬師の峯展望台にも寄りましょう。

除染土置き場になってるエリアに出ますが、
地図では羽山南道という下りる道があるはず。
でも見つからず、警備の人に聞いたら、あっさりともう道はないと。
ないというか、土を置いて道をふさいだようにしか見えないよ。

戻って下りるのも遠回りだけど、進んで羽山に登るのもきついよね。
歩行者用の階段はつらいので、道路の方を歩いて登る。
その最初のカーブのところから分岐して奥に道があるね。
行き止まりに見えるけど、行きたいのはその先の方向。

行ってみたらやはり行き止まりに。
しかし戻って山登りをするよりはと、このまま進むよ。
超トレッキング第二ステージ開始です。
なんだろうね。この内から湧き起こる氣持ちは。

無人島で一生を終えた過去生があるので、
前人未踏の地を歩くのは挑戦心をくすぐられるというか、
修験者的な過去生もきっとあったはずと思うね。
なぜ結果的により大変なのにそれを選びたくなるのかと。

同じ高さを進めたらいずれ養山登拝路に出られるはず。
しかしまあ急な斜面を横に進むのも大変だね。
木がびっしりなので、上に下にと通れそうなところを選ぶしかない。
転落したら即遭難者で誰も見つけてくれないよ。

長い枝が役に立つ反面、
狭いところでは必ずひっかかるね。
蔦が絡んでるところも多いし、
ごめんねをひたすら言いつつ踏んで越えていく。

大きな石が見えてきて、やっと広い場所に出た。
座禅石だね。というか結局駐車場近くまで登ったことに。
分かってたけど、道を登った方が絶対早かったね。
疲れの感じ方とか達成感的な氣分の差でしかない。

養山登拝路を下りつつ横路を探します。
そして車が通れそうな幅の道を発見、きっとここだね。
進んだ先に金竜坑入口があるはず。
しかし、次第に道に草木が生い茂り、
だんだんとどこが道なのか分からなくなっていく。

見渡してもそれらしい入口も見えません。
まあ木であまり視界も利きませんね。
すでにもう戻れないくらい踏み込みました。
探すのは諦めて、とにかく下山しないとですよ。

最初は登り、次は横移動で、超トレッキング最終章は下り。
そしてこれが一番危険度が高いよね。
登拝路ですら前回下りたときに相当急だと思ったしね。
野生の勘で右に左に抜けれそうな枝の隙間を下りる。

余裕はないので蜘蛛の巣にも何度かひっかかる。
はるか下に見える屋根が遠いけども、もう進むしかないのです。
途中で東西にネットが張られてて通せんぼ。
万事急須かと思うも、破れてる場所を見つけてセーフ。

かなり下りたら木のない道っぽいところに出たよ。
その先にブロック、って砂防ダムだよね。
つまりは土砂が流れた跡なのね。
まあ進みやすいのはありがたい。

またネットがあるけど、流れた跡が凹んでてなんとか潜れた。
いくつかの砂防ダムを迂回して越えて下の道にようやく到着。
やっと生きた心地がしますね。
でもまあこの先もこの性分はきっと変えられないね。

さすがに残り時間を考えて、西に向かいます。
遠くからも見える謎の石段を上ろう。
3段階くらいにだんだんと傾斜がゆるくなっていくのは面白いし助かる。
分かってたけど何もないただっ広いところに出た。

学校が建つくらいの敷地だよね。
昔一体ここに何があったのか、知ってる人は教えてほしい。
次に来た時にガイドセンターの人にでも聞いてみよう。
上り疲れたので、しばらく寝転んで空を見上げてました。

さて、地下工場入口に行ってみますよ。
金鉱跡を軍事工場として再利用したという話なので、
坑道入口が南と北と西と3ヶ所あったんだろうね。
途中の道で枝を拾ってる方がいて、ごあいさつ。

この先はその入口しかないので、
そこに行くんだろうなと分かられますね。
入口を発見、塞がれてはいますが思ったより小さいね。
物資の運搬どころか人が入るのがやっとじゃないかなと。

塞いであっても上に隙間があるね。
手を入れるとかなりひんやりです。
冷風が吹き出してて天然の冷房です。
入れるように整備したらいいのにね。

地図では行き止まりですが、
先に道が続いてるので行ってみたら、
下りる階段があって踏切脇に出ましたね。
探索はここまでにして会場に向かいましょう。

次の踏切の前で、さっきの方にまた会いましたね。
拾った枝をここまで捨てにきたのかなと。
ルートを違えてもまた会う不思議。
最初は不審者からのスタートでしたが、
最後は笑顔であいさつして終われたならそれでいい。

開始は14時からでも、1時間前くらいに着けそうだね。
一盃森にも登りたいし。今回の会場はまさかの一盃森なのです。
6月にも登りましたが、その後に今回の話を聞き、
面白い流れだなと思ったのでした。

歩いてたら後ろから声をかけられ、
自転車で来たというkeroさんですね。1年ぶりかも。
来るまで迷ったらしく、会場の正眼寺までご一緒しました。
一盃森の麓にあるお寺ですね。

すでに福島ご縁をむすぶ会のみなさまがいますね。
真由美さん、ボス、ゆうこりん、えるさん、こんにちは。
よっこさんとまりあさんも来て、久々のフルメンバーだね。
8人そろったのは1年半ぶりかもね。

準備中の間に、上に登ってきましょう。
前は参道からでしたが、今回はお寺の横の石段から。
こっちはかなり急だね。手すりがあるからいいけど、
落ちたら危険な傾斜なので、手離しでは登れない。

180段ほど登って愛宕神社に到着。
ここでも御神業をします。信夫山でできなかったしね。
一盃森の長次郎狐、信夫山の権坊狐、石ヶ森の鴨左衛門狐という、
三匹の狐が化かし合いをしたという民話がありますが、
今日は三つの森全てに寄ってきましたね。

戻ったら鳴海さんも到着してましたね。
準備も整い、どんどん参加者が集まってきました。
当日飛び入りの方もいて、40人を超えてほぼ満席に。
知らない方がほとんどでしたが、
いつもの顔もちらほらでごあいさつ。

私はお話を聞きに来たというよりは、
みなさまに会いに来たという方が大きいです。
なので、鳴海さんの事も調べてないし、
まっさらな状態で聞かせて頂きます。

最初に録音禁止のお知らせがあり、
ノート持ってきた方もしまってくださいと。
別に記録されたくないのではなく、
記録されると内容がたいしたことないのがばれるからとか。
記録するほどでもないのでと、最初から笑いを取りましたね。

2時間ほどお話を聞きましたが、
内容を思い返すと何だっけ?
確かにたいした内容ではなかったのかもしれませんが、
芸人ばりにかなり笑わせてもらいましたね。

笑顔が大事、お笑いがお祓いである。
緩むことで上手くいく。ぷあるってやつですね。
身体をゆるませるわかめ体操が印象的でしたね。
受け流すって物理的にも精神的にも必要かもね。

話を聞いてゆるむと眠くなりますと予告されてましたが、
私はここまでの行程で程よく疲れてたので、
話を聞く前から眠かったという。
でもこれなら寝てしまっても言い訳不要かなと。
だいたい聞いてたけど、2回ほど寝崩れてガタンとやらかしたね。

終わった後のスタッフ打ち上げにも行きました。
一応福島ご縁をむすぶ会の準メンバーではありますし。
前にも行った亀蜂で美味しくお得なクーポンランチ。
夕方でもランチが頼めて、クーポン持ってた方がいるという素敵な流れ。

鳴海さんともいろいろお話できましたね。
仙台では定期的にお話会をしてるそうで、
明日はその仙台だったという。
今後も年一くらいで福島開催もする予定になりましたね。

今回は最終ではなく19時台の仙台行きで帰りました。
お会いしたみなさま、緩んで笑っての楽しい時間を
ありがとうございました。次の福島予定はまだ分かりませんが、
信夫山にはまだまだ何度も来ないと興味が尽きませんね。