実は職場の一角、元々はボーボーの雑草しかなかった場所。
なんだか寂しいから、草の中に別の色が混じるようになったら面白いかも、と思って今年の春、こっそりワイルドフラワーのタネを隠し蒔こうとしたところをコワモテの上司(施設管理の方)に見つかってしまった。
(↑ もーちょっとうまくやれ)
ひゃー、勝手なことをしたら叱られる〜と逃げ出そうとしたのに、まさかの「蒔いてよし」のお墨付きをいただいてしまった。
ホントにびっくり😳
他にもお一人、協力者も出てきてくださって、畳一枚分ほどの場所を草取りしてもらえたので、持っていたタネをありったけ蒔いてみた。
でもそのタネは、蒔いた翌日、鳥たちにあらかた食べられてしまった。
鳥ってある意味すごいね、急に「土が現れた場所」(草刈りされた場所)を目ざとく見つけて集まり、土の上にあるものを拾って食べるらしい。
そんな習性があるなんて知らないから、草取りしたその日のうちにワイルドフラワーのタネ(各種ブレンドされてるらしい)を全部蒔いてしまった。
しかも、タネの上に、土をたいして被せることもせず。
翌朝出勤してきた時には、すでにたくさんの鳥が集まってタネを食べていた。
わーん、もうほとんど食べられちゃったかなとめっちゃがっかり😞
これだから、不勉強な初心者は😩
🌱 🌱 🌱
それでも何日か見守ると何かの芽が出てきた。
雑草の芽なのか、蒔いたタネから出た芽なのか、それすらわからなかったけど。
その後も草刈りの人たちに雑草と勘違いされて、出たばかりの芽を刈られてしまったり、ハプニング続出。
でも、多分雑草だろうというものを見分けて根気よく草取りをして、猛暑の日は休日も水まきに来て(仕事より熱心かも😆)、と育ててきたら、なんとかいくつかの花が咲くようになった。
タネの入ってた袋のデザインからイメージしてた優しげな花とは違い、オレンジ色の気の強そーな花が多かったけど。
秋になると、一本だけ育ったコスモスがピンクの花をようやくつけた。
夏の高温の影響か、はじめは花びらがうまく開かなかったけれど、涼しくなった最近はちゃんと綺麗な花を咲かせてくれるようになった。
日差しや蚊と戦いながら草取りや水やりをした日々が、ちょこっとだけ報われた気分☺️
あともうしばらくは、楽しませてくれるかな。
⛰️ ⛰️ ⛰️
10月はじめの連休、急に思い立って長野県原村へ出かけることにした。
夏の間は暑すぎたのと気力がなかったのとであまり出かけなかったけど、周囲の人のお休み予定の話を聞いてるうちに自分も何かしたい気持ちが刺激された。
前から気になっていた、八ヶ岳南端の優美なラインを見に行こう。
初日はロープウェイからスタート。
タイミングが合えば山の上から朝の雲海が見られる日があるそうだから、頑張って夜中に起きて走って🚗きたけど、この日は残念ながら雲海は発生しなかった。
でもお天気はいいから、景色を眺めるには絶好の日和。
ロープウェイで山の上へ、そこからさらに1時間ほどの散策。
到着〜♪
ここは八ヶ岳の真正面に位置する山なので、眺めは最高!
揺れるススキの穂とともに、南端の網笠山のなだらかなラインと八ヶ岳全容が美しく見えた。
しかも、ここからの360°パノラマは八ヶ岳だけじゃなく、北〜中央〜南アルプス全てと、富士山や御嶽山まで見えて、とても贅沢な景色だった。
穂高連峰〜槍ヶ岳
乗鞍岳
富士山
そんな場所と知らずにたまたま来たんだけど、いいもの見れた♡
下りのゴンドラからの眺め
八ヶ岳山麓といえば農業と酪農。
下山後は、カゴメの農場で野菜の収穫体験をさせてもらったり、八ヶ岳農場の牛さんを眺めたり。
コールラビという名前の、カブの一種。
ほかにもまんまるでピカピカのナス🍆や、生でも食べられる赤紫の綺麗なオクラとかを収穫させてもらって、その日の晩御飯のサラダに利用。
八ヶ岳農場からの、八ヶ岳連峰の眺め
ハロウィンぽいカボチャがいっぱい転がってる畑
どこへ行ってもめっちゃのどか♡
今まで何度かこの辺りを通ることがあったけど、通りがかりではゆっくり眺める場所がなかなか見つからなかった。
でも、今回は念願の八ヶ岳山麓の景色と空気をようやく体験できて嬉しかった💕
今年の秋旅も民泊を利用。
オーナーさんが住んでおられるお宅の一室をお借りできたのだけれど、静かでとても居心地の良いお部屋だった。
窓の外のカラマツ林もホントに好き。
このお部屋でゆっくり本を読みたいと思って数冊を持ってきてたけれど、連休の後半は雨の予定だったので、前半はとりあえず大急ぎであちこち駆け巡った。
翌日は、御射鹿池経由で白駒池へ。
白駒池のことは知らなかったのだけど、宿のオーナーさんのお話を伺って、見に行ってみたくなった。
以前にも紅葉真っ盛りの時に来たことのある御射鹿池、今回はまだ緑も残り、曇り空なこともあってまた少し違う雰囲気。
水に映る木々の陰がやっぱり神秘的。
そこから、クルマでどんどん山を登る。
山頂あたりに白駒池がある。
標高2100mくらいの場所にある池の周囲は、紅葉🍁が始まってた。
曇り空でちょっと残念😢だけど、カラフルな色にも少しは出会えて良かった。
ここの池周囲は、苔の森として知られてるらしい。
たしかに、「もののけ姫」に出てくる森っぽい。
コダマがコロコロしながら歩いてそうな場所^^
いっぱい歩いたので、「ちょっと温泉にでも」とふらりと立ち寄った渋温泉。
そのお名前の通り、ホントに渋い。
日帰り入湯料がお高くてびっくりだったけど、ほぼ1人の入浴体験を楽しませてもらった。
乳白色の湯の温泉と、冷泉(しかも露天)を交互に入る方式。
冷たいお風呂は正直避けたかったけど、白樺林に面した露天風呂を体験したい一心で思い切って入ってみた。
初回は心臓が止まっちゃうんじゃないかと思うほどの冷たさで、5秒つかるのが精一杯。
慌てて温かい方のお風呂に戻って浸かると、体中の毛穴がビリビリしびれるような感覚がした。
ひええ。なんだか何かの修行のよーだ。
それでも3回繰り返したら、最後は30秒間、冷水風呂にも浸かれるようになった。
冷たさが皮膚の毛細血管をキュッと締めてくれるから、湯上がり後も体温が保たれる。
冷水風呂は体温が下がるのかと思いきや、逆にポカポカあったかさを残してくれるなんて知らなかった。
東山魁夷がここの温泉旅館に滞在したことがきっかけで、この絵(『緑響く』…先に寄り道した御射鹿池がモチーフの絵)が生まれたんだそう。
へええ、そんなご縁もあったとは。
100年以上の歴史のある旅館。
飾られた剥製の鷲が、すごく鋭い視線。
剥製が飾られてるなんてのも、久しぶりの経験。
お邪魔しました〜
温泉宿を出ると、ついに雨が降り始めた。
最終日は読書。
静かな森の中の一室、ストーブで部屋を暖めながら、チェックアウト時間まで持参した本をゆっくり読んだ。
ずっと浮上できずにいた自分だったけど、この静かな時間が自分の中の何かを動かしてくれた感じがした。
②に続きます