3月21日木曜日。



昨日、早朝から夜遅くまでの行動で疲れていたハズなのに、4時にきっちり目が覚める。

ワクワク興奮してるからかな。

身支度を整えて、始発の電車で会場へ。

(この日からはお友達のお家でお世話になってました)





今日も練習リンクの前には長蛇の列。

昨日より少し早く着いたのに、昨日よりもっとたくさんの人がすでに並んでる。

でも大丈夫、
「見たい場所できっと見られる」
と心に決める。

前の方へ列をたどっていくと、友人達の姿を発見。

みんな、朝早くから頑張ってるね。

お互いサマだけど(笑)





列に並んでじっと動かずに立っていると、身体がどんどん冷えてくる。

立ちくらみしそうになり、止むを得ず座り込む。

暖かい物を食べて身体を温めたら、だんだん落ち着いてきた。





3時間もの待ち時間の後、ようやく会場が開く。

先にたくさんの人が会場に入って行ったけど、
見ると私が願った通りの場所がまだ空いてる!

どうやらみんなが行きたい席と私の望む席は違うらしい、ラッキー!!!





今回の試合、観戦チケットは残念ながらあまり前の方ではなかったけど、練習リンクはまるで「プレミア席」。

何者にも邪魔されずに、見たいもの感じたいものを存分に味わえた。

これが今回の私へのサプライズプレゼントなのかも。

(いつも、なにかと面白いことがあるので)





試合前だからかな、今日はみんな比較的軽めの練習。

彼も音かけのジャンプはさらりと確認してる印象だった。

目の前で見せてくれた4Sはすごく綺麗だったけど。

(ステップは本気モードで良かった)

むしろ、音かけ後にやってた4Loの方を気にしてるようにも見えた。




ジャスを羽織って、風を気持ちよさそうに感じながら綺麗なスケーティングを見せてくれて終了。









練習リンクを出て、急いでペアのFS へ。



SPでヴァネ・シプがまさかの出遅れになってしまったから、FS の登場時間が早い!

彼らの演技をなんとか見たいけど、自分の身体も守らないと。

着席は間に合わず、泣く泣くライブ配信を見る。

ヴァネ・シプ、FS では素晴らしい演技ができてホントに良かった。





タラ・モロ、今回はSPもFS もホントに良かった。

思う演技ができたのだと思う。

フィニッシュ後、嬉しそうな彼らの様子を見ているこちらも嬉しい。





スイ・ハンはもう、何も言えない。

何というプログラム!

別次元で二人が創り出していく世界観、終わった瞬間に会場中から爆発的に歓声が上がった。

結果は見ずとも誰もが確信していた。

素晴らしいものを見せてくれてありがとう!!





☆ペアFS

1位 スイ・ハン 155.60
      (TES 78.76  PCS 76.84)

2位 タラソワ・モロゾフ 147.26
      (TES 73.84  PCS 73.42)

3位 ジェームズ・シプレ 146.52
      (TES 72.41  PCS 74.11)


☆ペア総合

🥇スイ・ハン 234.84

🥈タラソワ・モロゾフ 228.47

🥉ザビアコ・エンベルト 217.98







ペアのヴィクトリーセレモニーの後、少し時間があるので会場を出てレストランへ入り、遅い昼食?(早い夕食?)を取る。

お店の人が他のグループの宴会でてんてこ舞いなのか、こちらの席には全く現れない。

他の人の料理はすぐ出てきたのに、私の料理はいつまで待っても出てこないし、何回呼んでも来てくれない。

ああ、これは、
「ここでちょっと休め」ってことだね。

ありがたく休ませてもらおう。


ようやく出てきた食事をとり、そのあとものんびり過ごして身体を癒した。










男子シングル



前半グループは公式練習をしっかり見させてもらったから、試合はごめん、見るのを諦めて休養に専念。


公式練習の時にワタシがいたく気に入ったウラジーミルくん。

(ウラジーミル・リトヴィンツェフ選手、アゼルバイジャン出身)

練習の時はバカボンパパの腹巻みたいなサポーターをしてて(腰痛対策だと思うけど)、ヘアスタイルも独特で横から見るとちょっと宇宙人チック、「この子何者?」って感じだった。

でも、いざ曲かけで動き出すと驚くほど美しい動きをする。

試合でも素晴らしかったそうで、客席から盛んに拍手をもらっていたそう。

良かったね。

フリーでも頑張って!




ワタシの期待の星その2はフランスのエイモズさん。

ユーロの演技も公式練習もすごくいい動きを見せてたから、とても期待してた。

第4グループの第1滑走、いつも通りのアクロバティックで素晴らしい弾力性のある、ダンサブルなプログラム。

カウンター3Aの後、ランジで沈みながら角のポーズをするのが楽しい。

本人も大満足だったんだろう。

キスクラでは泣いてたんだってね。

良かったね(^^)






刑事くん、サルコウは残念。

でも、それ以外の部分ではものすごく練習してきたのがわかった。

気迫で滑り切り、去年のワールドとは別人のように見えた。





公式練習でクワドが絶好調だったカナダチャンピオンのナムくん。

本番もとても楽しそうで、明るい笑顔に嬉しくなる。

(公式練習の時、キーガンとお互いジャンプが決まるたびに拍手し合ってた仲の良さも微笑ましかった)




マッテオ・リッツォ。

なんて清らかなプログラム。

4Tも鮮やかに決め、隅々まで美しい演技だった。

うわぁ、期待どおり!いや、期待以上!

素晴らしかった〜〜!





ヴィンスもまた別の美しい演技。

去年、私が立ち直るきっかけになった
Exogenesis Symphonyの叙情的なメロディに乗せて、物語をリンク上に展開していく。

冒頭の4Lz3Tタノはとても綺麗で、ステップには心を掴まれた。






サマリン君、一撃決まらず撃沈。

うん、でもnice try (^^)/







最終グループ!



Otonalの衣装は思っていたよりも白っぽい。

雪のイメージ。

映像で見ると青がもっと際立っていたけど、カメラを通すと色は変わる。

ホントはこんな衣装だったんだ。

ようやく自分の目で見ることができて嬉しい。




第1滑走、大歓声に迎えられてスタート位置に着く。



私の席はこの日、ロングサイドの端の方だったのだけど、ステップ全体を見るにはすごく見やすくて楽しめた。

Otonalはなんといってもステップが好き。

あと、スピン。
 
今日は全体に動きがちょっと抑えめというか大人しく見えたけど、スコアは94.87、サルコウ抜けた割にはとても高い得点。

さすが!

(本音を言えば、ロステレコムの時みたいな情熱的なOtonalが見たかったけどネ)

復帰戦としては上々。

まだまだこれから、切り替えてこ!






しょーま、4F無念。

でも後は良かったと思う。

フラメンコ風の手拍子に合わせてチャチャッ!とワタシも手拍子したい(笑)

小気味の良いステップや最後の決めポーズ、いいじゃん。

(ステップの初めにCome on! みたいなことやってたね笑)

91.40、しょーまも得点は伸びてないな…

でも、めげずに次、頑張ろ!





ジェイソンの音楽的センスと柔軟性が際立つSP。

あらゆる動きの音ハメがとにかく気持ちよくて、チャッという音に合わせて長い脚をあげるポーズも綺麗。

180度以上開脚したバレエジャンプにも魅了される。
 
なんとSBで96.81!

すごい、ジェイソン!





コリヤダ君、ユーロ再現とは行かず(泣)
 
でも両方パーフェクトとは行かなくても、今回はFSでいい演技を目指そうよ。





最終滑走はネイサン。
 
ホントに3Aが安定したなぁ。

4Lzも軽々跳んで、指揮者の動きがコミカルで楽しい。

4T3T、ジャンプはほぼパーフェクト。

なんとも楽しそうなステップに、どや!なフィニッシュ。

今日はライバルたちの点が伸びなかったから、すっごく気楽に演じたんじゃない?

「110点は行かないけど100点台後半!」と予想してたら107.40、やっぱり来たかあ〜〜(≧∀≦)








☆男子SP

1位 ネイサン・チェン 107.40
       (TES 60.98  PCS 46.42)

2位 ジェイソン・ブラウン 96.81
       (TES 50.66 PCS 46.15)

3位 羽生結弦 94.87
       (TES 48.16 PCS 46.71)








点差12.53、さぁ、これはメラッと来たよね?


FSはみんなすごいことになりそう!













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