いつもは見ないTVを何となく見ていたら、

いつもなら惹かれることがない韓流ドラマがやっていて、

その日は丁度暇でやることもなく、ボーーッと画面を見ていたら、

きれいな顔をクシャクシャにして演じている男優がいた

「この人目力すご!目で演じる人なんだなぁ」と思いながら、

へぇ~!ほぉ~!ふぅ~ん!と見ていたら、アッいう間に1時間が過ぎていて、

なんだか悔しかった

後に知るその人の名はイ・ジュンギ(Lee Junki)

何でこんなに惹かれるんだろう・・・とっても気になる人だ

 

 

 

李 準基 (イ・ジュンギ)

Lee Junki

1982年4月17日 35歳

 

Birth Number「生きる姿勢や才能、その人の潜在能力」

14-5(目的に向かう着実な過程により経験を積む  大胆に柔軟に変化してマルチな才能を発揮)

私がイジュンキを知るにつれ目を引いたのが彼につけられた数多くの異名だ

「女よりきれいな男」「クロスセクシャルの代名詞」「新時代のシンボル」「軍人の中の軍人」

「火のような性格で牛のように働く男」「最も時代劇を魅せる男」「演技職人」「天才俳優」など、

イ・ジュンギを彩る数々の異名は、彼の努力の歴史を示す

19歳で30万ウォン、日本円にして22000円を握りしめ俳優になるために釜山からソウルに上京した少年の

役者になるための道のりは険しかった

両親の反対を押し切り上京した彼は、1日にいくつものアルバイトをかけもちし、

隙間風の入るビルの屋上の狭い屋上部屋に住みながら、数々のオーデションに挑戦するも落ちる日々が続く

オーデションに落ちること200回以上

やっとつかんだデビューのチャンスは、

応募者2000名の中から勝ち取った日韓合同制作映画の「ホテルビーナス」だった

当時チョナンカンとして韓国でも人気のあった草彅剛の主演作である

日韓でヒットしたものの残念ながらイ・ジュンギが注目されることはなかった

しかし映画という場所に、きっかけを作った彼は、

この後代表作となる「王の男」という作品に出演することになる

彼が「王の男」のオーデションで獲得したコンギルという役は軽業師の女形芸人の役だ

映画の中で彼は美しく妖艶で王に愛される男を演じた

それは、これからの役者人生を絶たれるかもしれない大きなリスクをともなう役だった

なぜなら、韓国では中世的な男性像が嫌悪される傾向があるからだ

実際に映画自体はメガヒットしたにもかかわらず、

友人たちから「吐き気がするほど気持ちが悪かった」と言われたといっている

彼自身も韓国の男としてコンギルの役を演じるのは本当に辛かったと告白していた

しかし、そんなリスクのある役だからこそ、全身全霊を注ぎ込み取り組んだのであろう

軽業や女性の踊りの特訓を受けながら、テコンドーで鍛えあげた体から筋肉を落とし、女性的な体に作り替えた

そして女性的なしぐさを研究し、男の中の男と称えられる釜山の男は見事妖艶な女形へと変身したのだ

結果「王の男」は韓国映画史上ナンバーワンのメガヒット作品となり、イ・ジュンギは翌年の映画賞新人賞を総なめにしたのだった

作品のたびごとに仮面を付け替えるように、様々なキャラクターを演じるカメレオン俳優の誕生である

カメレオン俳優などというと軽々しく感じるが、

新しい作品に出演する度に変容を繰り返すイ・ジュンギの、作品への熱中度や生みの苦しみは相当なものだ

ドラマや映画の撮影が始まると友人や、彼が恩人と思っている人でさえ、一切の連絡がとれなくなるという

全ての撮影が終わると、申し訳なさそうにお詫びの連絡が来るという話だ

そして、終わった役から抜け出すのもかなり苦労をするらしい

役が抜けきらなく鬱のような状態になることもある

全身全霊で役を作りこみ、日常生活でも体から役が逃げ出さないようにするのだから、

人と連絡を取るのもままならないだろう

役作りに苦しみ、役から抜け出すのも苦しむ

痛みをともなう5番の特性ゆえなのだろうか

 

1つの役、1つのイベントを終えるごとに1つずつスキルを上げていく

アクション、ダンス、歌、殺陣、MC、所作それは最初から出来たものではない

しかし今や全てが本職のプロ並みである

努力を続けてきた結果、マルチな才能を身に着けていった

彼のことを何も知らずに見てみると、

一見すると大きなエネルギーの塊がうねるようにスターの階段を駆け上がってきたように見えるが、

実は変容とチャレンジを繰り返しながらコツコツと努力を積み重ね、着実に一歩一歩あゆんできた道なのだ

カルミックナンバー14の彼は、わざわざ苦難の道を選んでいるように見える

いや、自ら選んでいるのだろう

なんといってもイ・ジュンギの座右の銘は「若い時の苦労は買ってでもしろ」なのだから

その苦難によって自分の器の大きさを広げてきたのだ

かれのスター街道は幸運ではなく、彼の「自らに変容を科す」という努力の賜物であった

数多くの異名を欲しいままにしたイ・ジュンギであるが、

私が彼に名をつけるなら「情熱を楽しむ天才」とたたえたい

 

 

Destiny Number「人生における使命や目的、何を実現してゆくべきか」

6(美意識、献身的な愛をささげる、世のため人のために尽くす仕事)

バースナンバーでも触れたイ・ジュンギの異名だが、その中には、こんな美しい言葉もある

「世界で一番心のきれいな俳優」

私は最初にこの言葉を聞いて胡散臭いものだとおもった

愛する俳優を思うファンのひいき目?事務所やメディアの戦略?商品のイメージアップのための各企業のキャンペーン?

そんなうがった目で見ながら資料を読んでいた

彼は俳優としての活動とは別に、ライフワークにしているのがボランティアだ

王の男が爆発的なヒットをしたときに出たボーナスは、全て外国人孤児のために寄付をした

インドネシアに行って壊れた建物の修理をしたり現地の子供たちと遊んだり

イ・ジュンギの誕生日プレゼントに困ったファンからの質問が発端で

「ではみんなでボランティアをしよう」ということになり、無料給食の炊き出しをした

このイベントはイ・ジュンギの誕生日の恒例行事になった

お金が好きじゃないのですか?という質問に

「お金は好きですよ。でも僕はセンスが良くないので洋服もそんなに買わないし、食べるのもチゲがあれば十分なのです」と

イ・ジュンギに触発されたファンは仲間同士で募金をしあい、イ・ジュンギの名前でボランティア団体に寄付をするそうだ

2009年から始まったファンミーティングだが、
台湾で初めてファンミを開催するときに興行詐欺にあってしまい開催が危ぶまれたが、

ファンとの約束は破れないと自分の自腹1億ウォンを払って開催したという話もある

そしてファンミーティングでは愛するファンに楽しんで欲しいと歌をうたいダンスも踊りMCもこなし、

ファンとゲームもして楽しませる

周囲や世間から「俳優なのになぜ歌をうたったり、踊ったりするんだ!」と不思議に思われたり、

やり過ぎだと非難されたりしても「日ごろTVでしかお会いできませんので、

実際に私とファンの皆さんが触れ合える時間を楽しく幸せなものにしたいのです。

日ごろの感謝をお伝えするために皆さんが楽しんでいただけるなら、歌もうたうし踊りもおどります」と言っている

今では彼のファン以外からも「イ・ジュンギのファンミに行けるなんてしあわせだ」と言われるまでになった

このようなエピソードがたくさんありすぎて紹介しきれない

演技でも、イベントでも、日常でも、ファンや先輩や後輩や家族に、

今もっている自分の全てをささげ尽すようなイ・ジュンギに、

デスティニーナンバー6の「献身的に愛をささげる、世のため人のためになる仕事をする」の精神を見た

でもイ・ジュンギさん、やりすぎに注意ですよ

 

 

Soul Number「魂に内在しているその人の一番大切な価値観、優先したい事」

22-4(イメージの世界での価値ある創造物を現実社会で具現化)

ずっと私を悩ませていたSoulの22

確かにそれっぽい・・・・でも全てじゃない

ダブルの2と捉えたらストンと腑に落ちた

 

敬虔なカトリック信者のイ・ジュンギの神に祈りをささげている姿を周りの人たちはたびたび目にする

彼は自身の短所についてもよく語っていて、一度火が付くと手を付けられないように怒るし、

ワーカーホリックで仕事が終わってしまうと、家では全てを面倒くさく感じる若者がいるだけです

人に自分のものを奪われるのは嫌いで、奪われるととても頭に来ますと」語っている

全て4のアマチュアである

心の中で人を憎んでしまい、そのせいで人間関係を壊したこともあり後悔もあるが

全て無駄ではなく私の学びとなっていると真面目で勤勉で正義感あふれる彼の内面は、

ともすると理不尽なことに対する怒りに満ちることもあるのかもしれない

自分の感情に揺さぶられることなく、安定した平安の中に身を置くことを望んでいるのだろう

彼の様々な社会貢献活動は、自分の中の平安と感謝を人々や社会にお返しをしているように思えてならない

神に感謝の祈りを捧げるように、自身の周りの人や自身の生きている世界に

「人々が幸せであるように」と祈りをささげているように感じる

 

2の力で自分にも周囲にも安らぎを与えていきながら、
最終的に22の天と地の懸け橋になれるように昇華してゆきたいと魂は望んでいるのではないどろうか

その事はチャレンジナンバー22-4を見ても想像に難しくない

 

Realization Number「今回の人生での可能性や実現性」

11-2(芸術などにより精神性を昇華、天と地の橋渡し)

彼のナンバーはより内面へ、自己を探求するナンバーが度々でてくる

まさに11も自己探求し天啓を受け、それを芸術の域まで昇華させ表現してゆくナンバーだ

役者という仕事は、自己探求の連続で成り立っている仕事といえよう

仮面を付け替えるように変容してゆくイ・ジュンギは、様々な角度から自分を掘り下げていったに違いない

時には過去の傷をえぐり、時には幸せな記憶に癒されながら役になりきるために自我を昇華する

自分の内面を見つめ築き上げた高い理想の世界をアウトプットして循環させる動きが

バースナンバー14-5の外の世界へ、より、外の世界へと表現していく力を支え、人々の心をゆさぶるのだろう

 

 

 

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