" 神はその心を踏みにじるのか?
二人を引き離すのか?
神になにができたんだ? "
Rise Againstはアメリカのハードロックバンド(メロコアバンドとかも言うらしい…)。この曲はバンドのボーカル・ソングライターのTim McIlrath がIt Gets Better Projectに共感したことを受けて作成されました。
It Gets Better Projectは、同性愛者であることを理由にいじめを受けたり、同性愛者ではないかと同級生に疑われた末に自殺をする10代の青少年が相次いだことを受けてアメリカで立ち上げられたオンラインプロジェクト。若年層LGBTの自殺を防ごうという目的から、さまざまな著名人がビデオを寄稿しています。
[Intro]
Woah, woah
[Verse 1]
Bang bang go the coffin nails
Like a breath exhaled, then gone forever
It seems like just yesterday
How did I miss the red flags raised?
棺に釘を打ち付ける
こぼれた息のように永遠に消える
まるで昨日のことのようだ
助けを求めていたのに、どうして見逃したんだ
Think back to the days we laughed
We braved these bitter storms together
Brought to his knees he cried
But on his feet he died
一緒に笑った日を思い出す
困難にも共に立ち向かった
彼は追い詰められて泣いた
だけど彼は立ったまま死んだんだ
What God would damn a heart?
And what God drove us apart?
What God could?
神はその心を踏みにじるのか?
二人を引き離すのか?
神になにができたんだ?
[Chorus]
Make it stop, let this end
Eighteen years pushed to the ledge
It's come to this, a weightless step
On the way down singing
Woah, woah
止めさせて、これを終わらせて
18年間が棚に押し出された
ついに空へと踏み出してしまって
歌声が消えていく
[Verse 2]
Bang bang from the closet walls
The schoolhouse halls, the shotgun's loaded
Push me and I'll push back
I'm done asking, I demand
クローゼットの壁から打ち付ける
校舎のホール、ショットガンに込められた銃弾
私を押して、そして押し戻す
もう訊き終えたから、求めるんだ
From the nation under God
I feel its love like a cattle prod
Born free but still, they hate
Born me, no I can't change
神の御許の国から
その愛は追いやられているように感じる
自由に生まれたのに、彼らは憎む
私は生まれて、自分を変えることはできない
It's always darkest just before the dawn
So stay awake with me, let's prove them wrong
夜明け前が一番暗いから
私と一緒に立ち続けて
間違っているのは彼らだと証明しよう
[Chorus]
Make it stop, let this end
Eighteen years pushed to the ledge
It's come to this, a weightless step
On the way down singing
Woah, woah
止めさせて、これを終わらせて
18年間が棚に押し出された
ついに空へと踏み出してしまって
歌声が消えていく
[Verse 3]
The cold river washed him away
But how could we forget?
The gatherings hold candles, but not their tongues
And too much blood has flown from the wrists
Of the children shamed for those they chose to kiss
Who will rise to stop the blood?
冷たい川が彼を洗い流した
だけどどうやって忘れればいい?
ロウソクを手に集まるけれど、黙ろうとはしない
あまりにも多くの血が手首から流れた
キスを選んだことを恥じた子供たち
誰が血を止めるために立ち上がる?
We're calling for, insisting on
A different beat, yeah
A brand new song
私たちは声を張り上げる
違った曲調の、新しい歌を
[Bridge]
Tyler Clementi, age 18
Billy Lucas, age 15
Harrison Chase Brown, age 15
Cody J. Barker, age 17
Seth Walsh, age 13
[Chorus]
Make it stop, let this end
This life chose me, I’m not lost in sin
But proud I stand of who I am
I plan to go on living
止めさせて、これを終わらせて
この人生は私が選んだもの、罪に囚われない
自分が何者であっても恥じたりしない
ありのままで生き続ける
Make it stop, let this end
All these years pushed to the ledge
But proud I stand of who I am
I plan to go on living
止めさせて、これを終わらせて
長い年月が棚に押し出された
自分が何者であっても恥じたりしない
ありのままで生き続ける
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※解説
[Verse 1]
Brought to his knees he cried
But on his feet he died
これはメキシコの革命家であるエミリアーノ・サパタの「It is better to die on your feet than to live on your knees(ひざまずいて生きるより立って死ぬほうがいい)」と類似した構文になっています。ここでは膝をつくほどの苦しみに耐えるより死ぬ方を選択したこと、そしてそれは立ち向かって死んだことを意味します。
[Chorus]
weightless step
直訳すると無重力のステップになります。これは高所から飛び降りて自殺することの比喩であると共に、うつ病、あるいは精神的に追い詰められた人間が唐突に陥る躁状態の表現でもあります。
[Verse 2]
From the nation under God
このnationはキリスト教信仰者が多いアメリカのことを指しています。キリスト教は「神はあなたの罪を赦す」といった寛容な側面の強い宗教であり、アメリカは自由の国として知られています。
ここでは、そのような場所でも多くの人が同性愛について非寛容であることについて疑問を呈しています。
It's always darkest just before the dawn
日本語でいう、「夜明け前が一番暗い」にあたります。苦しい期間は、終わりかけが最も苦しく、それを乗り越えれば事態が好転するという意味です。雨の後には虹、みたいなやつですね。
[Verse 3]
The cold river washed him away
But how could we forget?
これは橋から飛び降りる形での自殺を指しています。
[Bridge]で名前があげられるTyler Clementiはこの方法で死を選んだため、彼のことも指していると思われます。
彼の身体は流されたけれど、記憶は水に流せない、といった趣旨です。
The gatherings hold candles, but not their tongues
いわゆる追悼集会の様子です。ロウソクを灯して集まりますが、同性愛者への迫害をやめようとはしないことを批判しています。
[Bridge]
ここで読み上げられているのは、2010年9月にアメリカで起きた9つの自殺のうち、最初の5つの名前と、その享年です。彼らはそれぞれ、セクシュアリティなどを理由としたいじめが原因で命を絶っています。曲の副題であるSeptember’s Childrenにもかかっている部分です。
好きな人に好きと言えないこと、幸せな未来を思い描けないことは、とてつもない苦しみだと思います。
そう考えると、同性愛的なのをただ美しいものとして消費するようなコンテンツはどうなのかなーとか思っちゃいます。まあ所詮フィクションだろってなればそれまでですが笑
ということで中村中の動画を貼っておきます。
" 大切な人は友達くらいでいい "
