どおも~お久しぶりです!!時間がなかった間に10月になりましたね~少しずつ冬の足音の聞こえる今日この頃ですが、背筋の凍える話を一つお話します。
この話は私が高校生の頃に体験したお話です・・・・
高校生の当時は、父親の都合で岩手県の盛岡市に住んでいたのですが、東京とは違って平均賃金が非常に低くて僕の場合は高校生で時間帯責任者とかやってた馬鹿者なんですが、それでも900円位だったんすよ。
その中で夏の数日間だけ盛岡市にある、とあるテーマパークで短期アルバイトのお仕事の募集があり、友人がその仕事を紹介されて給料に驚いた!!5時間で7500円の高額バイト!!何せ当時の岩手の平均時給が750円位だったんで倍額稼げるぞ~ってんで即答で「やる!!」と答えて友達数人で面接もなしに即採用~この時点で私は「おい!W君何か変じゃない?面接なしで履歴書も要らないって給料出るのかよココ」って感じで友人全員が不安になっていた。
一応の面接官は簡単にパーク内の仕事の流れと、5時間の間に30分休憩があるので昼飯食うのに使ってくれと言われ、給料は出すので閉園作業も1時間程で良いので手伝ってくれないか?と頼まれた。
私たちとしては給料が跳ね上がる話なので全員「良いですよ!!がんばります」と二つ返事でOKした。
そして面接官はこうも付け加えた「このテーマパークはね・・その~・・出るんだよ」とずいぶん言い難い様子で言葉を繋いでいる。
私たちは「は?何がですか?・・あの~俺ゴキとかマジ無理っすよ?」と言うと
面接官は「いや~害虫は業者が駆除するんだけど・・・・まぁ~信じる信じないは個人の自由何だが~・・・霊がね・・出るんだよココ」とこれまた困り顔でそう言ってきた。
私たちは顔を見合わせて「ああ~だからこの日給ですか~」と納得した訳だ。
ただ最後の言葉には驚いたんだわ・・・
面接官は「契約期間は一週間で、更新するかは自由です・・・園内に居る時は支給された征服と、このお守りの付いた鍵を肌身離さず持っていてくださいね?鍵よりもお守りは絶対に無くさないこと!!無くなったらとにかく直ぐに、この詰め所に走って来てくださいね?契約書にも書いてありますが・・・お守りが無い状態で、何があっても身の安全は保証しないですし賠償金も発生しませんのでお忘れなく」
いったい何が出るの?と働く前から全力で不安になる一同・・・なんだかんだで初日を迎える事となった一日目はとにかく空気が重くて恐ろしく疲れる空間だなぁ~って感じでどうって事はなかった。
二日三日と日がたって恐ろしく疲れてまるで低酸素の高地でトレーニングをしているような夏の暑さも手伝って、たった実働6時間がとにかく長く感じた。
四日目ついに事件が起きた、と言っても見たのは仕事をしているパーク員と一部の客だけなんだが、私がスイッチを操作していた巨大な船が前後に大きく動いて、途中で一回転するって言う乗り物なのだが、皆が見ている中で女性が「ドチャ!」と船の下に落ちた・・・・バイトの私たちは騒然として、私は一回転の終わりで船が落下個所を通過する前に停止ボタンを押せた。
ベルト確認や安全点検の社員に「落下!!人が落下しました!!」と大声で叫んで、近くに居た客数名とアルバイト数名が落下個所を見た・・・・首や足が明後日の方向を向いた女がピクピクと痙攣している・・・・もう吐きそうなほどに生々しい被害者がそこに居た。
だが次の瞬間、目の前で女は潰れたスイカ見たいな顔で歪な笑い顔を浮かべながら溶けるように消えて行った・・・「何だあれ?・・何だこれ?」と見ていた数人が口々に呟いている中で・・真夏の蝉の声が響いていた。
直ぐにパーク内の放送が流れて「只今~、お客様の荷物が落下した為~一時機械を停止させて頂きましたが~、係員の見間違えだったようなので~点検後に通常道り営業致します~」と放送が流れ私は詰め所で少し休んでおいでと事務職員に付き添われて休憩室へ行くこととなった。
そして迎えた五日目、もう行かないでやめてしまおうかと思ったが・・・後は今日を含めても三日だし、何とかなると自分に言い聞かせて職場に向かったが既に、あの時に落下を目の当たりにしたバイト数名は電話で辞めると言って来たそうだ。
五日目は、私は”見える人”認定を受けたようで乗り物の係員から外されて、お化け屋敷の受付をする事になった。
このとき友人は、しょぼいジェットコースターの係員をしていて何度もパーク内の陰にコースターが入るたび、全身が真っ黒な人影が乗ったり消えたりするのを見ていたそうだが、彼も直ぐにお化け屋敷勤務になったのには理由がある。
彼がお客さんを降ろしている時、流れ作業ばかりで警戒心が薄れていたのだろうが、例の黒い塊に「お客様降りて下さいね~次の方がお待ちですので~」と話しかけて肩を掴んだのだそうだ。
その手触りは水を吸った食パンに手が埋まるみたいな、触れてるのか触れてないのか分からないのに確かに残るジットリとした触感なんだそうで、黒い塊はこっちを振り向いて「私が見えるのね・・・フフ・・・アハハ~」と声と共に蒸発したように消えたそうだ。
かくしてお化け屋敷担当になった私たち二人は諸注意を受けたのだが、やはりココも出る訳で・・わ無かった・・・お化け屋敷の地図はコの字型で、地図必要?って位に単純な作りなのだが、もしお客様が30分しても出て来なかったら支給されているお守りとは別に、備え付けのお守りで中に入りお客様を外にお連れするようにと言う内容だった。
私たちは「なんでお客さん出て来ないのよ?」って話をしていて「ああ~中暗いっしょ?だからイチャついて出て来ないと、次の客の迷惑だからじゃね?変な事されても困るしな~」と笑って居たらさっそくカップルがやってきた。
二人して笑顔と言うよりは半笑いで地図を手渡して半券を受け取った。
それから20数分出て来ない・・・「おいおい~マジかよ~お化け屋敷でおっぱじめてんじゃねぇ~だろうなぁ~」と友人が中にお守りを持って入って行った。
程なくして、半泣きになった女と若干切れ気味の男のカップルが「何なんだよココ!!全然地図と違ぇじゃねぇか!!コラァ!!」と捲し立てている。
こういう時に、対応マニュアルには一緒にお化け屋敷を回って道順をチェックするってのがあったので、ウンザリしている友人に変わり私が案内する事に、女性は「もうヤダ!!こんなとこ二度と入りたくない!!」とごねて居たが、男が「訴えるなら確認が必要だろうが!!」と一喝して中へ・・・5分もせずに外へ二人とも狐つままれたように茫然として黙って帰って行った。
そんな日々が最終日までは何事も・・・あるのだが、私たちは迷って無いので何事もなかったとするが・・過ぎて行った。
だが、人間とは未知なる物が直ぐ近くにあって確認をしないで生きられない生き物のようで、最終日になって気が緩んで居たのだろう、「もし今日も客が迷って出て来なかったら・・・お守りを持たずに探しに行こうとぜ!!」言う事になった。
そして、あっさり決行の機会が訪れたのだ「客は出て来ない!!決行だぁ~!!」と一人盛り上がる友人・・・馬鹿である。
意気揚々とブースを出て行く友人の背中を見ながら私は「ん~何だか今までの時と何かが違う気がする・・・何か大切な事に気がついて居ない」そんな事を思いながら見送った。
案の定、友人は出て来なかった・・・30分・・約束の時間なのでお守りを持って迎えに行くと、通路には友人が頭を抱えて丁度コの字の真ん中辺りで震えて土下座でもするように小さくなっていた。
私は「おい!!W!!どうしたんだW!!」と声を掛けた所、死ぬほど安心した顔で「ココから出してくれ~」と泣きついて来た・・・まったく嬉しくない抱擁だ。
外に出る前に客を見なかったか?と聞くと、友人は「良いから一回外に出てくれ!!頼むから!!ココには一秒だって居たくないんだ!!理由は後で話すから~頼むよ~」と必死の形相で頼むのでまぁ~この先に居るだろうと外に出る事にした。
そして外に出たが、客は見つからず・・・これはヤバいのでは?と思った時、友人が「あれは・・・客じゃねえよ・・・お前見たんだろ・・・・落下する奴さ、俺は見た訳じゃ無いけど・・・お前から生々しい話し聞いて、ビジュアルは知ってたから分かったんだけど・・・、あと園内で噂になってる首つり男さ・・・俺はソイツは見たんだ・・・・客だと思ったの・・あの二体だったんだよ。」と震えながら語った。
どうやら友人は特に顔も見ないで半券を受け取り、適当に地図を渡して中に通したようで・・・実は私はその時にトイレに行って居たので対応していなかったのだ。
そして、中で彼は通路に顔を両手で覆った状態でしゃがみ込んだ男女を見つけて「おお~っし発見!!別に迷わねぇ~じゃねぇかよ~」と思いながら近づいて、「あの~大丈夫ですか?外までお連れしますよ~」と半笑いで声を掛けたが、全然反応しない・・・何こいつら?俺を脅かすつもりなの?って内心馬鹿にして「あの~何してんすか?大丈夫っすか~?」と男と女の間にしゃがんで軽く肩を叩いた・・・ドシャっと女が崩れて地面に転がった。
男も続けて前のめりに倒れて首がニュルんと前に滑った・・首が長い・・・男女共に顔を覆ったままだ・・倒れた体の向きとは、正反対に首と腕はあり得ない角度で曲がってこちらに向いて居る。
口元がグニャりとつり上がって笑っている・・・次第に男女が「クスクス・・・・ヒイヒィ・・」と気持ち悪く笑いだす友人は、何が起こってるのか分からなくて固まって居た・・・・一瞬思考が戻った途端に跳ね上がるように、出口に向かって全力疾走していた。
進んで行くと前方から、さっきの男女が同じポーズで転がっている・・・「もう全力で横をすり抜けた、でも走っても走っても出口には行けなくて」ついに友人は奴等の傍を通り過ぎる瞬間にスピードが緩んだ。
足を掴まれて派手に転び前にゴロゴロ転がった・・・後ろ脚に掴まれている感覚が消えない・・・なのに目の前に二人の異形が転がって、首をこっちに向けて「クスクス・・・・イヒ・・イヒヒ・・フフ・・クスス」と笑って居たのだそうだ、そして私の来る直前に「お守り持ってて良かったね~~~~」と言って気配が消えたのだとか・・・それを聞いた時、最初の言葉が蘇った・・・・「お守りを無くしたら身の安全な保証できない」
この事だったのかと思った・・・そして直ぐ後に来た客で違和感の正体に気がついた。
お客が入って程なくして女性の「きゃ~」って声や中のギミックが動く「ギャオ~」とか「助けて~~」みたいなギミックの声が、友人が入る時まで一切鳴って居なかったのだ・・・つまり動態感知で感知出来ないモノがお化け屋敷内に居ると言う事になる訳で、私は一人納得したのです。
最後に給金に色を付けて頂き帰り際に友人が制服を返す為に、ゴミとか異物が無いかをポケットを弄ったりしてチェックして時、ポケットに例の幽霊二人から受け取ったらしい半券っぽい紙切れが出てきた。
そのうち一枚は何も無い無地で、もう一枚の紙切れには「みえたでしょ?」と汚い字で書かれた走り書きのようなメモが書かれて居た。
あれ以来、あのテーマパークにはいって居ない・・・何だか・・・次は無い気がするからだ・・・。
ちなみに幽霊でもカップルになるんですかね?彼の見た二人組の幽霊ってやっぱり出来てるんですよねたぶん?死んでからも恋愛するとは・・・・人の性って死んでからも、やはり無くならないですかね~(笑)
以上~真夏の日の怖い思いででした~それではまたのお越しを!!