さっきの夜は、
ちりばめられるかほりに、戸惑った夜でした
下北沢から新宿に向かう最終列車。
真夜中に都会に向かう人に、ろくな人は居ないのです。
洗濯乾燥に失敗した、生乾きの香り
化粧をしたての、毛羽立った香り
久しぶりに服をだしたときの、防虫剤の香り
全身からほのかに香る、嘘つきの香り。
不思議と、その香りは独立独歩していて、
あと六種類くらいあった香りは全部かぎ分けられるものでした。
何故、混ざりあわなかったのだろう。
とても、不思議だ。
いつもならいやな香りなのに
今日は何故か、嗅ぎ分けることで楽しめていた。
何故だかわからないけれど
すてき。
いつも東京の列車は、
あまりに人が多すぎて
ただ人ゴミとしてしかぼくの前に現れないのだけれど
住宅街から都市へ向かう最終列車は
少ないことで、ちゃんと人だったので
嗅覚が研ぎ澄まされたのかも、知れません。
列車を降りるとたくさんの分岐点があります。
西口か東口に向かう、まばらな人々。
ぼくはとつぜん、
その人たちがどちらへ向かうのかを
見届けたいきもちにおそわれ、
ずうっと、
缶コーヒーを飲みながら
その場に立ち尽くしていました。
ずんずんと、遠くなる、まばらな人々。
ゆっくりと周りを見渡して歩く人や
早歩きで、ゆずりあえない人。
携帯電話に熱中して、壁にぶつかる泥酔者に
嘘に嘘を塗り重ねて、どこか遠くへ向かうキャバクラ嬢
色々な足音がして
色々なざわめきが聞こえ
色々な感情がふきすさむ。
そして、忽然と、僕は空しくなったのです。
空しさが襲うと、
たくさんのカラフルなうれしさが、とつぜん灰色になります。
ぼくはとても苦しくなった。
見知らぬ人々に、
「行かないで」と言いたくなった。
気がつくと、涙がながれ、
しゃがみ込んでいた。
ねえ、どうして人は離れてしまうのでしょう。
その原理原則をわかってはいるのだけれど、
どうしてもぼくは、かなしくて。
どうしようもなく、不安になって。
そう、それは、あなたのことを重ねたからなのです。
コメントをくれたり、なにかしら絡まってくれて
たくさんの喜びをくれるあなたの中には
たぶん、もうぼくのことがきらいになっている人が、居るでしょう。
「せっかく、思いを込めたのに」って思って
気分を害している方がいるでしょう。
なんだかそれに対して、すごく寂しくなりました。
そして、のどの奥が詰まって、呼吸がむずかしくなった。
「たとえばすべてが終わったとしたら
もうはじまっているのだから
それはそれで、良いのだけれど」
そう心がつぶやくと、
すこしだけ呼吸ができたのでした。
ああ、ごめんね、それにありがとう。
「ぼくなんか、なんて、言わないで、
あえかはだめじゃない」
そう言われて嬉しいのだけれど
嬉しいのだけれど、やっぱり
ぼくなんか、ぼくなんか
ぼくなんか、
どうしようもないと思うし、
生きていてごめんなさい、なのです。
なんでもっとうまく生きられないのかな…。
ごめんね、それに、ありがとう。
なんかね、寂しいんだ。
たくさんの人の中にいてもね
ふと寂しくなる。
最近も、とても嬉しかった反動で、
とても寂しくなったり、した。
言葉がとまらないよ。
ねえ、ごめんね。
本当はもっと
本当はもっと
本当はもっと
なんだったろう。
本当はもっと、
言いたい言葉があるような気がするのに
のどがつかえて、出てこないのです。
ひとつだけ言えるのは
これからも、ってこと。
あなたに支えられて、ぼくは居ます。
支え合っていきたいのです。
いつも支えられてばかりだけれど
あなたのそばに、
言葉だけでも、あなたのそばに。
これから、ずっと。
ずっとずっと。
ずっと。
[mixi] 小田急新宿終了列車
ちりばめられるかほりに、戸惑った夜でした
下北沢から新宿に向かう最終列車。
真夜中に都会に向かう人に、ろくな人は居ないのです。
洗濯乾燥に失敗した、生乾きの香り
化粧をしたての、毛羽立った香り
久しぶりに服をだしたときの、防虫剤の香り
全身からほのかに香る、嘘つきの香り。
不思議と、その香りは独立独歩していて、
あと六種類くらいあった香りは全部かぎ分けられるものでした。
何故、混ざりあわなかったのだろう。
とても、不思議だ。
いつもならいやな香りなのに
今日は何故か、嗅ぎ分けることで楽しめていた。
何故だかわからないけれど
すてき。
いつも東京の列車は、
あまりに人が多すぎて
ただ人ゴミとしてしかぼくの前に現れないのだけれど
住宅街から都市へ向かう最終列車は
少ないことで、ちゃんと人だったので
嗅覚が研ぎ澄まされたのかも、知れません。
列車を降りるとたくさんの分岐点があります。
西口か東口に向かう、まばらな人々。
ぼくはとつぜん、
その人たちがどちらへ向かうのかを
見届けたいきもちにおそわれ、
ずうっと、
缶コーヒーを飲みながら
その場に立ち尽くしていました。
ずんずんと、遠くなる、まばらな人々。
ゆっくりと周りを見渡して歩く人や
早歩きで、ゆずりあえない人。
携帯電話に熱中して、壁にぶつかる泥酔者に
嘘に嘘を塗り重ねて、どこか遠くへ向かうキャバクラ嬢
色々な足音がして
色々なざわめきが聞こえ
色々な感情がふきすさむ。
そして、忽然と、僕は空しくなったのです。
空しさが襲うと、
たくさんのカラフルなうれしさが、とつぜん灰色になります。
ぼくはとても苦しくなった。
見知らぬ人々に、
「行かないで」と言いたくなった。
気がつくと、涙がながれ、
しゃがみ込んでいた。
ねえ、どうして人は離れてしまうのでしょう。
その原理原則をわかってはいるのだけれど、
どうしてもぼくは、かなしくて。
どうしようもなく、不安になって。
そう、それは、あなたのことを重ねたからなのです。
コメントをくれたり、なにかしら絡まってくれて
たくさんの喜びをくれるあなたの中には
たぶん、もうぼくのことがきらいになっている人が、居るでしょう。
「せっかく、思いを込めたのに」って思って
気分を害している方がいるでしょう。
なんだかそれに対して、すごく寂しくなりました。
そして、のどの奥が詰まって、呼吸がむずかしくなった。
「たとえばすべてが終わったとしたら
もうはじまっているのだから
それはそれで、良いのだけれど」
そう心がつぶやくと、
すこしだけ呼吸ができたのでした。
ああ、ごめんね、それにありがとう。
「ぼくなんか、なんて、言わないで、
あえかはだめじゃない」
そう言われて嬉しいのだけれど
嬉しいのだけれど、やっぱり
ぼくなんか、ぼくなんか
ぼくなんか、
どうしようもないと思うし、
生きていてごめんなさい、なのです。
なんでもっとうまく生きられないのかな…。
ごめんね、それに、ありがとう。
なんかね、寂しいんだ。
たくさんの人の中にいてもね
ふと寂しくなる。
最近も、とても嬉しかった反動で、
とても寂しくなったり、した。
言葉がとまらないよ。
ねえ、ごめんね。
本当はもっと
本当はもっと
本当はもっと
なんだったろう。
本当はもっと、
言いたい言葉があるような気がするのに
のどがつかえて、出てこないのです。
ひとつだけ言えるのは
これからも、ってこと。
あなたに支えられて、ぼくは居ます。
支え合っていきたいのです。
いつも支えられてばかりだけれど
あなたのそばに、
言葉だけでも、あなたのそばに。
これから、ずっと。
ずっとずっと。
ずっと。
[mixi] 小田急新宿終了列車