4月16日に、ロンドンで恒例のピアノオークションが行われます。

 

今回のオークション、私にとっては専門外となりますがスタインウェイのモデルOが目玉のようです。

 

こちらのオークションでは通常ボロボロの状態の楽器が多いのですが、今回は「完全修復済み」を謳うスタインウェイが3台出品されています。

 

そのうち1台は、イギリスのピアノ会社「フェニックス社」の修復です。フェニックス社はイギリスでシュタイングレーバーピアノの代理店を務めている会社で、なおかつシュタイングレーバーと連携し、シュタイングレイバーの胴体に自社製のカーボンファイバー製響板を組み込んだ「シュタイングレーバー=フェニックス」を製作している会社です。

 

予想価格は15000ポンド〜18000ポンド+24%のオークション手数料。

円安の影響で概算ですが370万〜446万円。前回のオークションでは手を挙げる方がいなかったので、安めの値段で落札可能な可能チャンスがあると思います。

 

国際運送費は昨年秋の見積もりで、成田空港留めで約120万円です。成田空港の他関西空港でも受取可能です。また国内配送なども手配できます。そして個人の方の場合、輸入消費税が大幅に値引きされますので、楽器店より購入する場合に比べ大幅に格安となります。

 

もう二台は、スタインウェイのハンブルク工場で修復された楽器で、響板が新品に取り替えられています。

 

古楽器の演奏家としては、響板の交換は「楽器の価値を損なう行為」ですが、「新品のスタインウェイが欲しいけれど予算がない」と言う方にとっては、スタインウェイ社によるメンテナンスがなされた新品に近いスタインウェイが中古価格で入手できるチャンスとなります。

 

予想価格は15000〜20000ポンド。手数料込みで約370〜500万円です。飛行機代は概ね120万程度。

 

オークション参加も経験しておりますので、オークション参加のお手伝いや、運送のご紹介が可能ですので、どうぞご連絡ください。

 

でんわ 080-3336-1085 または当ブログDMへどうぞ。

 

なお、お手伝いに際しては私のフォルテピアノへの寄付金をお願いしております。

オークションとCITESが絡む場合、スタインウェイ製の場合には30万円を目安にお願いしております。スタインウェイ以外の場合は20万〜25万でご相談としております。

またオークションに参加して落札に至らなかった場合にも、ノウハウをお伝えしたことになりますので任意で寄付をお願いしております。

 

(註:写真はオークション会社サイトより)