"卵胞ホルモン貼薬
◇エストラジオール(商品名エストラーナ、フェミエストなど)
卵胞ホルモンの貼薬です。この貼薬は、更年期障害などの卵巣機能矢落症状がある方のために開発されたもので、通常使用量では子宮内膜を変化させるほどの作用はなく、月経を起こさない程度に卵胞ホルモンを補充する効果(腔の粘膜を清潔に保つ作用や骨へのカルシウム分の取り込みを促進する作用など)を期待するものです。
したがって、不妊治療においては保険適用になりませんが、この貼薬を多く使用すれば子宮頚管粘液や子宮内膜に変化をもたらす効果が期待できます。内服薬は消化管から吸収され、肝臓で代謝されたものが効果を発現しているのですが、これらの貼薬は皮膚から吸収され、肝臓での代謝を受ける前に直接的に効果をもたらします。 
血栓症などの危険性は内服薬と同様ですが、貼薬なので吐気などの副作用症状は軽いと考えられます。 妊娠のヘタな人間の弱点はどこに?人間は胎生動物なので、鳥や魚のように受精卵さえできれば子どもが生まれるのでないことは、ご存じの通りです。受精卵ができても、その後で子宮の壁に着床しなければ妊娠したとはいえません。しかし、「受精卵ができさえすれば、その後は子宮に落ちつくのが当然」と思い込んでいる人も意外に多いのです。健康なご夫婦でも、何年に1回しか赤ちゃんができないのは、何十回かの着床までの障害を乗り越えたとき、やっと妊娠が起こるからなのです。そして、人間の生命誕生の宿命的な弱点が受精以後にあることもわかります。着床後の胎盤形成期においても淘汰はあり、これが流産となるのですが、こうしたハードルを越えて初めて子どもが生まれるのだという原点に気づいていない節が、治療を進めている医師の中にもあるようですし、やっと生命に恵まれて生活をしている大人たちにもあるようです。" 気づいたこと日記