90 アシュラリスト ロストシップ

ロストシップ(難破船)


「独り相撲」の相手は稲の精霊(愛知県の豊作の神事)。相手は神。見えない神を見る。


グレる(ハマグリの貝が合わないところから)善悪。


冷笑う(せせら笑う)、響動く(どよめく)魂。


若気る(にやける)肉体。


羽撃く(はばたく)魂。


我慢と待つ間を往復、遊離、浮遊する魂。


シャッターゼーレに、対話するシャッフルハート。


ゼーレの眼目

アンティキティラの機械

111年前の1900年の春、海綿を採っていた漁師がギリシャのアンティキティラ島沖水深60mのところで約2000年前の難破船の残骸と一緒に大理石やブロンズでできた彫刻品や装飾品を発見した。

 それらの中にサビで覆われた金属の塊があった。「アンティキティラの機械」と名付けられたその金属の塊(かたまり)は、当時注目に値する価値は無いと思われていたが50年後にケンブリッジ大学のデレク・プライス教授が分解してみると中から精密な歯車がでてきた。

  奇妙な事に、それより600年後に造られた歯車より遥かに精度が高かった。高度な数学と機械工学が無ければ造れない現代の歯車に匹敵するほどの精度だったのである。


ネパールのヒンズー教においては、「肉体は魂を運ぶ舟」とされる。魂が上位概念であるので、肉体は一時的なものとなる。私という船はどこへと向かい、どこへ行きたいのだろう。願うのであれば、森鴎外の『高瀬舟』ようになりたいか…。


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想い出なんか邪魔な荷物か?

テーマにシンクロする曲:音譜

難破船/中島みゆき

http://youtu.be/zI9st8Flgqo