告知57 国民生活センター 注意!シルバー人材センターを名乗る庭木のせん定
・平成22年12月
・九州・沖縄地方
庭掃除をしていたら、シルバー人材センターを名乗る男性が、「木のせん定をするけど、どうか」と勧誘してきた。庭の垣根と2本の木をせん定後、1万円を請求され、その場で支払った。「後でゴミを片付けに来る」と言って帰ったきり来ないので、シルバー人材センターに問い合わせたところ、全く関係のない人物だった。自分でせん定バサミも持ってないなどおかしい点はあったが、シルバー人材センターの人だというので信用してしまった。せん定の仕上がりも満足のいくものではないし、領収書や契約書もない。(80歳代 女性)
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<ひとこと助言>
☆社会的に信用のある機関を名乗り、消費者を安心させた上で契約をさせる訪問販売の手口の中で、今回は「シルバー人材センター」を名乗った庭木のせん定のトラブルです。
☆シルバー人材センターでは、通常、電話で依頼を受け、見積もった上で契約を結びます。飛び込みで勧誘することはありません。また、支払方法は金融機関の口座への振込みで、作業員と直接現金のやり取りをすることは基本的にはありません。
☆訪問販売で契約した場合、制度としてはクーリング・オフがありますが、連絡先が分からないと実質的に被害の回復が困難です。その場で契約や支払いをすることは避けましょう。
☆心配なときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。
独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報 第102号 平成23年1月14日より
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ゼーレの眼
広辞苑によると、【剪定】せんていとは、①果樹・茶・庭木などの生育や結実を均一にし、樹形を整えるため、枝の一部を切り取ること。②摘芽・摘花・剪枝・摘葉などの総称。かりこみ。とある。仕事のしっぱなしで後片付けもしない。どうしようもない類である。高齢者が高齢者を騙すこれほどの哀切はほかにない。
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