告知55 国民生活センター 注意!ドアの“アンダーカット”で子どもが足をケガ
◆事例1
24時間換気のために各部屋のドアの下に1センチほどのすき間が開いているが、子どもが足の指を挟み、足の皮がめくれるケガを数回した。(当事者:男児4歳)
◆事例2
家中のドアの下にあるほんのちょっとのすき間に、子どもが足を挟まれて、つめがはがれそうになったり内出血したりしている。(当事者:男児 2歳)
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<ひとことアドバイス>
☆建築基準法のシックハウス対策で、2003年から機械換気設備の設置が義務付けられています。そのため、部屋の内外で空気が流れるよう、ドアの下部にすき間(アンダーカット)を設けたドアが増えています。
☆アンダーカットは1センチ程度で、大人にとっては問題のないすき間でも、足の小さな幼児にとってはちょうど挟まりやすく、「足にすり傷、切り傷」「足のつめがはがれる」などのケガが発生しています。
☆東京都のアンケート調査によると、アンダーカットでケガをしたり、しそうになったりした子どもの年齢は、1~3歳が大半を占めています。
☆危ない状況として最も多いのは「子ども自身がドアを開閉していたとき」でした。子どもがドアを開け閉めするときは、足元に注意をするよう、できるだけ声をかけ、意識させるようにしましょう。
独立行政法人国民生活センター 子どもサポート情報 第35号 平成22年12月22日より
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ゼーレの眼
ドアの“アンダーカット”という言葉あまり聞きなれない専門用語だ。建築基準法のシックハウス対策とある。わが子はもちろんのこと、家に遊びに来た友人の子供らも事故にあう危険がある。見た目が小さな怪我でも指先は多くの神経系が集中しているのでダメージも大きい、さらに対応いかんでは大きく人間関係を損なう恐れもないわけではない。このような情報を共有化できる人間関係、ネットワークを作りたい。
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