71 アシュラリスト ネガティブカラー(最後のデート)
総天然色と恬然色のパノラマに遊ぶ。
すれ違いの街角。
最後のデートから帰って、洗面所をのぞくと、自分には必要のない化粧水のビンが仲よく並んでいた。
タイミングも悪く、返すに返せなかった。
「ごめんね、さようなら」と言いながら全部流しました。
それは、ポコポコと泣いて消えて行きました…。

負荷のかかる出来事を軽減する色の群れ。
黄昏ると共に見えないものを見えるものとする力をもつ色。
世の中がクラッシュしてもクラッシュしない色あい。
横を見るな、前を向け。
人のためになることが飯のたね、自分の強みを基準に生きよ!
ヒューマンチェーンの覚醒。
「桜」という儚さへの憧憬。
戦場という命の瀬戸際。
不利の連鎖にもめげずに…、愛を生きよう。

ゼーレの眼目
恬然(てんぜん)とは動揺せず、平然としているようす。やすらかなさまを表し、心に何も感ぜず、平気なさま。どんな状況あるいは立場であろうとも、あなたの生き方は「恬然として恥じない」生き方か?

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テーマにシンクロする曲音譜
「八十八夜」歌:NSP、作詞・作曲:天野滋。1978年3月25日リリース。NSPとはニュー・サディスティック・ピンク(New Sadistic Pink)のこと。
強烈なマリッジブルーを感情豊かに織り交ぜた歌と私は感じた。スローファイアー(時間経過による紙の劣化)に黄ばんでいく恋人の写真が刹那的情緒を醸し出す。そのあとに押し寄せるアフターブルー(結婚後の憂鬱)も予知しているかのようでもある。
ネパール旅行にいった学生の時、この曲を歌っていたら、友人から何度もリクエストされた思い出がある。携帯もないデジカメもない、しかし愛の真実は時代が変わっても変わることはないのだろう。

「八十八夜」NSP
引き出しの中から あの人の写真 
みんな棄ててしまったはずなのに
それはもう黄ばんでしまっていて
泣き顔か笑い顔か わからない
  あの人の思い出にピリオドを打って 明日嫁ぎます
  もうすぐ八十八夜 もうすぐ暖かくなる
  もうすぐ八十八夜 もうすぐ幸せになる

こんな夜にあの人の電話
遠くで懐かしさが話し掛ける
本当はあの人に手を引かれ
一緒の人生を歩きたかった
  昨日までのあの人を忘れられないのは 私の弱さでしょう
  もうすぐ八十八夜 もうすぐ暖かくなる
  もうすぐ八十八夜 もうすぐ幸せになる

写真が黄ばむようにあの人の事も 色褪せてゆくかしら
  もうすぐ八十八夜 もうすぐ暖かくなる
  もうすぐ八十八夜 もうすぐ幸せになる