告知37 国民生活センター 石油給湯機に、勝手に点検業者のシールが張られていた!
・平成22年2月
・中国地方
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石油給湯機が故障した。いつの間にかメンテナンス業者のシールが張られていたので、電話して来てもらったが、状況も聞かず、点検もせずに、これはもう駄目だからと電気のタイプに替えるよう勧めてきた。言われるがままに約66万円で電気温水器を設置する契約をしてしまったが、冷静になって考えてみると、設置業者でもない業者のシールが張られていたことも不審だ。(60歳代男性)
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<ひとこと助言>
☆敷地内の石油給湯機に連絡先を記したシールを張っておき、連絡してきた人に高額な修理や買い替えを勧めるという手口です。知らぬ間に張られていることから、業者が無断で敷地に入り、シールを張ったものと思われます。
☆事例以外にも「シールの業者を設置業者と勘違いして連絡してしまった」「家の周りをうろついていた不審者が石油給湯機にシールを張っていた」といった相談が寄せられています。
☆多くのケースで「修理不能」「部品がない」などと説明していることから、主に電気温水器へ買い替えさせることが目的とみられます。
☆石油給湯機が故障したときは、取扱説明書やメーカーホームページにある修理連絡先などに問い合わせるようにしましょう。
☆心配なときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。
独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報 第90号 平成22年7月30日より
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ゼーレの眼
確認方法が分からない時の確認の仕方の一例である。お金を支払う前に、深呼吸。再度「これって大丈夫?」と冷静に確認する気持ちが余裕となる。
無断で敷地内に入れば、住居侵入だ。偽り信用商法の手段をとった業者。
敷地内の石油給湯機は、室内より目が届きにくい。大型電気製品は屋外室内型を問わず、購入日、メンテナンス業者・連絡先、メーカー名・型番・連絡先などを記録することをお勧めする。偽りのシールを見破るために。
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AEGIS シリーズ全編及び「ゼーレの眼」と画像
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