告知26 『音サインシンポジウム』のご案内
6月27日日曜日に「音サインシンポジウム」を開催いたします。2部構成で、午前中はハイブリッドカーや電気自動車など、走行時の音が静かな車の問題について考えます。午後は、現在検討を進めている「公共音サインの標準化」について議論します。
会場:産業技術総合研究所臨海副都心センター別館バイオIT融合研究棟11階大会議室 http://unit.aist.go.jp/waterfront/
「最寄り駅:ゆりかもめ(東京臨海新交通)の「テレコムセンター」駅」改札を右折、北口から徒歩2分
参加費:無料(資料代1,000円)
■主催:日本福祉のまちづくり学会 情報障害特別研究委員会
■共催:慶應義塾大学日吉心理学教室
交通エコロジー・モビリティ財団(予定)
日本サインデザイン協会(予定)
産業技術総合研究所(予定)
第一部 静音車と音環境
■概要
地球温暖化対策の一つとして、ハイブリッド車や電気自動車の開発・普及に注目が集まっています。しかし、これらの次世代型自動車・静音車は、エンジン駆動に比べ静音性が優れているがために、歩行者が車の接近に気づき難く、歩行者、特に、視覚障害者の危険が増すのでないかという指摘があります。
一方で、これまでの自動車騒音が低減されたものに、あえて音を付加するのか?という声があるのも事実です。
本シンポジウムでは、両者の意見の違いを明らかにし、両者の理解を深め合い、今後のよりよい音環境を考えるものです。
10:00 開会挨拶:中野泰志(慶應義塾大学・情報障害特別研究委員会委員長)
10:05 国などの取り組みの現状:鎌田実(東京大学:国土交通省「ハイブリッド車など の静音性に関する対策検討委員会」委員長)
10:30 パネルディスカッション
コーディネーター:中野泰志(慶應義塾大学)
パネラー:
鎌田実(東京大学)
鈴木 孝幸(日本盲人会連合:視覚障害当事者)
山本 和典(東京都盲人福祉協会:歩行訓練士)
上田 麻理(産業技術総合研究所:騒音制御工学会)
柏崎 千佳子(慶應義塾大学:社会学者)
12:00 第一部終了
第二部 公共の音案内の標準化に向けて
■概要
日本福祉のまちづくり学会情報障害特別研究委員会音サインWGは、移動等円滑化整備ガイドライン見直しに向けて、ガイドラインに盛り込むべき音サインの技術仕様および関連する情報を提案するため、2009年春より活動を続けてきました。地域でローカルルールを作らず、全国でシームレスな環境を作ることを目指し、我が国の音サイン関係者が広く参加して議論を展開してきました。その成果は、ガイドラインのみならず、JIS, ISOなどの国内国際標準としても提案する方向です。今回のシンポジウムでは、WG発足から今までの活動成果を報告するとともに、国内法整備、国際標準化の動向を把握し、音サインの標準化に向けての今後の展望を示します。
13:30 開会挨拶
13:35 WGの活動概要:関喜一(産総研)
13:45 バリアフリー関連法(交通基本法):石島徹(国交省)
14:15 国際標準化(未定、経産省関係者)
14:45 休憩
14:55 現地調査:佐藤洋(産総研)
15:25 利用状況調査:山口泰(SDA)
15:55 標準化に向けて:関喜一(産総研)
16:15 ディスカッション(司会:産総研 関喜一、パネラー:講演者4名)
16:50 閉会挨拶:中野泰志(慶應義塾大)
17:00 第二部終了
参加申込:
6月21日月曜日までに学会事務局へお申し込み下さい。
(ACNet事務局日本福祉のまちづくり学会担当(ac055-jais@canpan.org)
件名を「シンポジウム申し込み」とし、本文に、①ご所属、②お名前、③メールアドレス、④会員非会員の別(非会員学生の⑤情報保障希望の有無と、希望有の場合はその種類(テキストファイル資料希望)と明記してください。⑥当日、ゆりかもめ「テレコムセンター駅」から会場までお手伝いが必要な方は申し込み時に併せて明記してください。
以上