38 アシュラリスト ポーチュラカ( 意志と覚悟)
サルミアッキ(salmiakki)は北欧・フィンランドのキャンデー。世界一まずいのど飴、しかし、お土産No.1の人気だ。迷子石(漂石)のある国。エンジン付き湖上サウナがゆっくりと滑りだす。その舳先(へさき)が湖をさく、囁き…。
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強烈な意志と覚悟のエネルギー、「ポーチュラカ」(porcillaca)。薬草、生まれながらに役に立つ存在。
自分が観測気球になればよく分かる、自己俯瞰の仕方を身に付ければ、怒りは消える。
子供はいやな事を忘れる、新しい明日の出会いに期待大、そして若々しい笑顔の現出(脳医学的観察)。
追われ心を断ち切るサーキットブレイカー。
絆に頼らないことと求めないこと、
しがみつかない、
しがらまない、
腐れ縁によどまない生き方、
知心剣(しらしんけん:大分の方言で「一生懸命」)を持つ男。
年齢と今まで積み上げてきた経験と知識に添う生き方をせよ。
そして、社会の期待に応じよ(コンプライアンス)。
希望は人と人の間にある。
「過去はなまけ者の幻だ/未来は馬鹿者の希望だ」(詩人:堀口大学)。
魂の獅子吼(ししく)になびく。
不安と普通の相関関係。嫌な言葉を浴びせられたら、大きなノイズと思え。復讐はするな。なぜなら復讐はその過程において、自分が毒を飲む。共命鳥(グミョウチョウ)の囁きは聞き流し、優しい言葉で武装化を済ませ、優しい言葉で強大な煩悩を説き伏せよ。気合いと我慢では太刀打ちできない、ショックと動揺は隠せなくても、煩悩乱気流に耐え、魂を係留せよ。
評判より、直に会え。距離を詰めねば、相手は見えぬ。自分がなすべきは自分を見いだすことである。
人が持つのは迷える魂、
魂が待つのは安らぎ、
安らぎが求めるのは悲しみ。
解き放せ、
悲しみから魂を、
夢から希望を、
期待から裕福を、
魂から体を、
救急車からサイレンを…。
生存競争とは無縁な魂。魂は癒しを求める避難所。
「ちょっと、あんたすごいんだけど」。
阿修羅はいつも孤独、「魂はか弱きカモメ」(エリザベート)、そして繊細。
私には見え過ぎる、人の悲しみと不幸。初めてのものでも理解出来る魂。強靭な魂は最も軟弱な魂から生まれる。強靭な魂とは混沌から生まれた光、すなわち無明の迷いを突き抜けるオーロラを備えた魂。
ハラスメントに理由なんかない、ただいじめて喜んでいるやから、そんな奴らを相手にしている時間はないさ。人生、負けから学んで次は勝つんだ。自分との約束、誰も知らないから、破っても誰も分からない、しかし自分自身が一番知っている。放置し放棄すれば、そこから人生のボタンの掛け違いが始まる。約束を守れる(クロス・マイ・ハート)か…。
自分自身に誓った意志と覚悟。
何度も失敗しても、何度も失恋しても、数々の痛い体験を飲み込みながら、涙を流しながら、あなたはますますあなたになってゆく。
そんなとき、上手に笑える人なんていないよ。
だけど、笑えばいいと思うよ。
笑いは魂の換気、心の衣替え、精神のストレッチ、疲れた体のリセット。あなた自身が笑わなければ、誰が笑う。落ち着きを取り戻したら、深呼吸が笑顔の背中を押してくれる。その後は、いつ話しかけても損はしない魂に進化している。
愛された記憶は生き続ける。傷ついた野性と底のない母性が同居する魂。
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ゼーレの眼
ポーチュラカ(porcillaca)
ポーチュラカは有害物質を無害化する植物、農薬、産業排水、環境ホルモン(ビィフエスノール)を100%根吸収分解、無害化することが分かった。農薬は分解できても、環境ホルモン分解能力をもつのは希有。今後、大きな期待がかかっている植物である。
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共命鳥(ぐみょうちょう)
中国の訳経僧である鳩摩羅什(くまらじゅう)は、サンスクリット語で書かれている仏経典を翻訳する際にオリジナルにはない鳥を補足説明のため表記しました。
それは共命鳥(ぐみょうちょう)という鳥です。その鳥は一つのからだに頭が二つあるという、想像上の鳥です。頭の一つは朝に起き、もう一つは夜に起きる。そのうち仲違いを起こし、一方が毒を飲まし、ともに死んでしまう。矛盾を抱える人間の象徴とされます。その鳥は鳩摩羅什の故郷にまつわる伝説の鳥ともされています。
仏教を政治利用したいと考えた時の権力者に鳩摩羅什は幽閉同然に且つ強制的に翻訳を命じられたということらしいのですが、皮肉なことにそれがかえって、彼の翻訳能力と相まって超人的な集中力を促す事になったと言われます。
さて、「矛と盾」ですが、共命鳥によって矛盾ということを直接的・感覚的に説明されます。物体的ではなく、そのほうがよほど深刻で苦悩の姿を具現化しているかのようにも見えます。
共命鳥それは、心の中の善と悪のしのぎあい、または、命を大事にしたいが同時に命を粗末にする存在とも感じます。
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ハプスブルク家・皇妃エリザベート
「私は牢獄の中で目が覚め、両手が縛られている。」人といるより動物といるほうがいい。エリザベートは「私はカモメ、どこにも故郷はない」と言った。
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