告知23 国民生活センター 小学生のローラー付シューズで巻き添え事故!
◆事例1
駅前を歩いていたとき、小学生らしき女の子が左斜め後ろからローラー付シューズで滑ってきた。避けようとして転び、右腕を地面に打ち付けて、骨折した。(20歳代 女性)
◆事例2
ショッピングモールの通路で、小学生の女の子が後ろからローラー付シューズで滑ってきて腰のあたりにぶつかった。母親が近くにいたが何も言わず、女の子はそのまま通り過ぎていった。(30歳代 女性)
◆事例3
スーパーの店内で、ローラー付シューズを履いた子どもにぶつかられて、1歳と3歳の子どもがしりもちをついた。危険な靴だと思うが規制などはないのか。(30歳代 女性)
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<ひとことアドバイス>
☆ローラー付シューズとは、かかと部分にローラーが付いているスニーカー状の シューズで、つま先をあげるとローラースケートのように滑ることができます。
ローラー部分を取り外したり格納したりすると、普通のスニーカー状になります。
☆交通のひんぱんな道路で、ローラー付シューズで遊ぶことは、道路交通法の禁止行為に当たります。
☆公共施設、店舗内、駅など人の多いところや、交通のひんぱんな道路では、ローラーを使える状態のまま履かないようにきちんと子どもに説明し、理解させましょう。
独立行政法人国民生活センター 子どもサポート情報 第28号 平成22年5月27日より
ゼーレの眼
2002年後半ごろ発売され、小学生の間で流行。簡単に言うと「ローラースケート」の様なもの。見た目は普通の「スニーカー」。かかと部分に「ローラー」がついて、かかとに重心を乗せて前に進む。大人の愛好者もいるという。
道路は必ずしも平たんではない。小石や亀裂、坂道の加速、あるいは小さい穴ぼこにローラー部分がはまり、交通のひんぱんな道路で接触、追突すれば交通事故となる。保護者は十分に事故の起こる可能性を認識する必要がある。