告知16 国民生活センター 転落、脱臼 抱っこひもでケガ!

◆事例1

抱っこ用の布を使って11カ月の子どもを抱っこしていたら、子どもが転落し、口の中を切った。

◆事例2

ハンモック状の抱っこひもを斜めがけにして買い物中に前かがみになったとき、10カ月の子どもが、1メートルの高さからコンクリートの上に、頭から落ちた。

◆事例3

長方形の布で赤ちゃんを包む抱っこひもを使っていたら、子どもが足の付け根を脱臼した。

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<ひとことアドバイス>

☆幅広の布状のものを肩から斜めがけにした「スリング」と呼ばれる抱っこひもで、転落や脱臼といった事故が、0歳児に特に多く起きています。

☆落下を防止するための調節具がある場合は、正しく調節し、固定個所を確実に締めてください。

☆股関節脱臼を防ぐために、歩き出す前までは、赤ちゃんの股を開いた状態で抱っこしましょう。オムツを交換する時に、股の開き具合に注意を払うことも重要です。

☆海外では、スリングなどの使用による窒息事故も多数報告されています。4カ月未満や体の弱い赤ちゃんは特に注意が必要です。窒息しないよう赤ちゃんの体の向きなどに配慮し、顔色が見えるようにしましょう。

☆抱っこひもなど子守帯には(財)製品安全協会に認定されたSGマーク付商品もあるので、購入時の参考にしましょう。

独立行政法人国民生活センター 子どもサポート情報 第26号 平成22326日より

ゼーレの眼目

子育てのつらさは母親の負担が大きい。私も母の様々な思いの中、育てられてきたのだろう。私の母は他界しているが、注ぎ込んでくれた愛情は今も生き続けている。


詩人竹内てるよさんの詩を引用する。

「生まれて何も知らぬ吾子の頬に/母よ絶望の涙を落とすな/その頬は赤く小さく/今はただ一つの巴旦杏(はたんきょう)にすぎなくても/いつ人類のための戦いに/燃えて輝かないということがあろう」 


世界が大変なことになっている。それは世界を見渡す母親たちの思いだろう…。だから、育て抜きたいのだろう。

子らよ、親不幸はするな!たとえ、功績は残せなくても、ほほ笑みを忘れるな。と私は自分に問う。