告知12 国民生活センター ブーツのボンボン飾りがからまり、転倒!

◆事例

小学4年の娘が小走りしていたところ、履いていたブーツ(24cm)に付いていた左右の飾りがからまったため転倒し、ひざなどを打撲した。まわりに縁石も多く、転んだ場所によってはさらに危ないと感じた。(事故発生:200911月 当事者:女児 10歳)

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<ひとことアドバイス>

☆このブーツは、球状の飾りの付いた2本のひもが、左右の靴の前の部分に結ばれて付いているもので、子ども靴のコーナーで販売されました。

☆似たデザインのブーツいくつかで検証試験をしたところ、このような飾りが付いたブーツは、左右の飾りがからまることがあるということが分かりました。

☆子ども用衣類のひもや装飾については業界団体による安全対策のガイドラインがありますが、靴は含まれていません。

☆子ども用の靴を購入するときは、デザインに目がゆきがちですが、安全の面にもまわりの大人が気をつけるなどの配慮が必要です。

(独)国民生活センター 子どもサポート情報 第25号 平成2233日より

ゼーレの眼目

子供用衣類にはガイドラインがあるが、靴は除外。歩いたり走ったりしているうちに左右の靴のボンボンのひもがからまり、足の自由が拘束され、転倒、外科的外傷を負う。転倒する場所によっては生命にかかわる事故に遭遇することもある。たかが靴ひもではない。

※ちなみに東京都のアンケート調査による子ども服の事故事例として

・電車の中で、パーカのひもが他人のかばんの金具にひっかかり、反対方向に引っ張られ首がしまった。(4)

・ジャンパーのすそのひもを足で踏んで転倒、あごをすりむいた。(5歳・男児)

・祖母がパーカのファスナーをあげたところ、勢いあまって首の皮膚を挟んだ。(3歳・女児)

・ズボンのおなかあたりのひもが、ジャングルジムにひっかかり、動けなくなってしまった。(6歳・男児)

・上着の襟に付いていたリボンが滑り台のてっぺんの金属にひっかかり、首がしまりそうになった。(3歳・女児)

・ズボンのファスナーをあげたら、陰部を挟んだ。(3歳・男児)

・トレーナーの飾りビーズが、脱ぐときに取れて耳に入り、耳鼻科で取ってもらった。(小学2年・女児)

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足に関する母の教えとは「靴のひもをしっかり結ぶ」事だった。革靴を履くときしっかり上まで結ぶこと。靴を選ぶのは真面目な仕事。子供の靴ひもはしっかりと結ぶ。すぐ大きなるからといい、大きめの靴は禁物。「ハンマートゥ」になるの可能性があるので、ぴったりとあった靴を買ってあげること、が必要だ。

特に3歳までの足首の基本骨格構成時期には注意すべきである、といわれる。