ワークショップ1 ひとり・つながり・ひろがりワークショップ
フランス大使館(港区南麻布)で開催中(今月2月18日で終了)の「NO MAN’S LAND」という現代ポップアートのイベント、とても、印象深い空間のオブジェ(objet)があった。それは「シールドルーム」だ。
窓全体に鉄格子がはまった、かつては警備が厳重だったであろう一角の部屋にシェルターのような黒い箱がある。他者に聞かれたくない会話はここで交わした。展示では内壁が白く塗られ、雪国のかまくらのようでもあり、大人5人ほど入るといっぱいになってしまう部屋。また、作家のメッセージにも興味を覚えた。
私はこの空間に再び少しとどまり限られた時間を吸い込みたい。そして興味のある方には、はたして、誰がそして何人このブログの告知に目をとめていただけるのかはわからないが、会場で探し当てたら、私の詩集を差し上げます(ただし、下記のキーワードが必要、声をかけてください。数量限定)。通り過ぎ、会話をしなければ、他人のままだが、話をした途端、友人になれる。
平成22年2月14日(日曜日)午前10:30頃から午前11:30頃まで。
場所:フランス大使館 「NO MAN’S LAND」創造と破壊@フランス大使館―最初で最後の一般公開―会場のイラン人作家の作品「シールドルーム」のあたり。
「シールドルーム」は大使館入口を入って、左の建物ではなく、そのまま直進して、駐車場(プジョーのオブジェがある)の後にある建物のどこかにあります。
会場は入場無料。
キーワード:「瀕死の白鳥」と声をかけて頂いた方には、恋愛思片をまとめたAIGIS ZERO PUM≪Permission for Use of Mind.≫(心の使用許可)を差し上げます(2007年11月15日自費出版:初版非売品、当日20冊持参します。)
ゼーレの眼
以下は10/1/31フランス大使館にてノーマンズ・ランド、作品「シールドルーム」の前に、書かれたメッセージをメモしてきた。最初に来たときは、アラビア語で、意味不明だったが、改めてその日に行った時は、日本語でコメントが張り出されていた。来場者によると、日々作品がアップデートされているらしい。このイベント「ノーマンズ・ランド」は1月31日終了予定だったが、2月18日まで延長される。会場は入場無料だが、休日などで来場者が多い場合、入場制限もある。
以下イラン人女性作家のコメント
シールドルーム(Shielded Room)
この土地はあなた方を除いて、すべての人々に閉ざされている。つい最近まで許可を得た人間でなければ誰もここにはいることはできなかった。大使館の通信の発信元となっていたこの場所は世界と断絶され、謎に包まれていた。孤独にひしがれる一人一人の思考のようにこれもあなた方がはいることのできない領域である。私はこの立方体を現在の環境から切り離し、仕事的な時間を削ぎ落とした。見た目を変えようと試みている。 私的な感覚と想像の場にするために内側を変えたのだ。そしてこの場所の特性を保ちたいと思う。即ち隔離された、孤立した、謎めいた場所として、ただし、今はあなた方がはいることができる。
サラ・ドラバディ(Saran Dolatabadi):イラン