告知8 国民生活センター 「廃品回収」と訪問し、トラックに載せた後で法外な請求!

・平成2111

・関東地方

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 「廃品回収している。不要なものはないか」と男性2人が突然訪れた。返事する間も無く、家の中を見回して、勝手に物置に行き自転車2台やストーブを引っ張り出してきた。代金をたずねたら、「自転車1台千円」というので2千円ぐらいになるものと思い、それならと了承した。しかし、軽トラックに積み込んだ後に13万円請求された。「戻して」と言いかけたが、怖くて手持ちの全額113千円を支払ってしまった。その後、業者は携帯電話で私の顔の写真を撮って帰った。不安。(70歳代 女性)

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<ひとこと助言>

☆巡回している廃品回収業者に声をかけ、その後トラブルになるケースは多く報告されていますが、今回は、業者が一方的に家を訪問して来て、法外な料金を請求するものです。

☆中には、家に上がりこみ、依頼しないものまで勝手に持ち出すケースもあります。

☆粗大ごみの処分方法が分からない場合は、市区町村に問い合わせましょう。

☆廃品回収業者とのトラブルは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。

見守り新鮮情報 第75号 平成22128日(独)国民生活センターより




ゼーレの眼目

またも高齢者狙いうちの事例だ。犯罪事例とも言える。

私の住んでいる地域でも業者が巡回している。最初は「不用品を無料で回収いたします」というフレーズが、「不用品の処理の相談をいたします」とニュアンス(nuance)が変わった。少なくても「無料」が欠落している。この文脈では、相談料を請求される流れになる。

来年、テレビが完全地上デジタル化になることにともない現在のテレビは使用できない(別途地上デジタルチューナーおよびアンテナを設置した場合を除く)。それに乗じて、テレビの処理あるいは地上デジタルチューナーおよびアンテナを売り込んでくる業者が出てくるかもしれない。まず購入する場合は、事前に地上デジタルテレビに詳しい人によく聞くか、地元の電気店の人によく聞くこと、などが必要だと感じる。情報は多い方がいい。そうすればお互いに、情けに報いる人が多くなる。