告知6 国民生活センター 「無料」のはずが高額請求!オンラインゲームでトラブル

◆事例1

テレビで無料とCMをしているゲームサイトに、無料ならと思い、娘のために自分の携帯電話で登録をした。娘は本当のお金が必要だと思わず、15,000円のアイテムを多数購入して10日ほど遊んだ。後日携帯電話会社から約10万円もの請求書が届いた。

(当事者:女児 7歳)

◆事例2

小学生の息子に、家族へのメールと電話のみと限定して携帯電話を使用させていた。息子はテレビで無料というCMを見て、「無料でゲームができる」と思い込み、勝手にサイトにアクセスした。後日、2カ月合わせて約9万円という高額なパケット通信費の請求書が届いて驚いた。

(当事者:男児 11歳)

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<ひとことアドバイス>

☆広告等では「無料」ばかりが強調されていますが、有料のアイテム等を購入しなければゲームの進行が難しくなっていて、すべてが無料で利用できるわけではありません。また、通信費用は別途かかります。

☆小学校低学年等の場合、ゲーム内の通貨と現実のお金の区別がつかないような例もあります。

☆子どもに利用させるときには、親等保護者が利用規約を確認するとともに、実際使ってみるなどして、管理を適正に行いましょう。

☆心配なときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。

子どもサポート情報 第23号 平成22115日(独)国民生活センターより


ゼーレの眼目

昔から、タダより怖いものはない。そのからくりの一つがよく分かった。

報道番組でリサーチしたところ、子どもに関する家庭内仕分けナンバー3は、1位が携帯、2位が衣料、3位に学習、にかかる費用を抑えたいという結果が出たという。1位の携帯についてはどの程度の金額が妥当かと保護者にアンケートをしたところ、月に3300円が希望額というが、現実的には5000円を超えているという。

不況を反映してか、保護者とすれば子どもにかける費用軽減をしたい心情だが、「無料」が結局高くついたという話。心配はするがめんどうくさい、そこに落とし穴がある。