KNOCKING
留守番電話へのプロポーズの後から、継続中の幸福のKNOCKING。イエスかノーの回答のないまま、継続中の人生のKNOCKING。止まっては動き、立ち止まっては歩きだす。進んだか退いたかはどうでもいい。何かがしたくて、どう行動したのか、自分のためか、他の皆のためか。心のKNOCKINGが気にならなくなるまで、夕暮れの街角と戯れる。すり減ることはあっても慣れることなどはないKNOCKINGの数々。携帯電話の開閉と同じくらい起こるKNOCKINGの日々。日々、更新され、強力になるKNOCKING。
ノックするなKNOCKING!
KNOCKINGで目が覚め、KNOCKINGとともに眠る。小さなKNOCKINGを乗り越えても大きなKNOCKINGに出会い、放り込まれる。迂濶に開いた口から何が出る、災いを招くから、パンでふさいでおきなよ。
「どうして嘘をつくの?」
「嘘をつかないと生きていけからなの…。」
わかっててやってるんだね。だめだよ、そんな生き方。
後出しジャンケンはしないこと、
噂話に巻き込まれない、
そして真剣に愛し抜き、
息抜きながら生き抜くこと。それがKNOCKINGに負けない生き方なのさ。
ゼーレの眼
ノッキング(knocking)とは火花点火式の内燃機関(車など)で、火炎伝播の進行中に、未燃焼部分が自発点火する現象。シリンダー内部から打撃するような音が出る。
愛を信じる信じないにかかわらず、いつ起きるか分らない愛の故障、想定しない事態、事はいつでも身近に起きる。さらに事は内面で進んでいるので、深刻さの度合いは本人しか分からない。さらにまずいのは本人が気づいていない場合である。自壊過程の魂のノッキングに気づけよ。ほら、あんた自身だよ。
AEGIS シリーズ
転載、コピー等はご遠慮ください。
Copyright(c)2007-2009