軽井沢にひとり旅して思ったことがある。


今の私は、私が憧れていた自分とは違う。


なりたかった私は、人でにぎわうキラキラした旧軽銀座で、彼氏とわいわい食べ歩きを楽しめる女。

実際の私は、みどりに囲まれた静かな中軽井沢のベンチで、ひとり疲れた足をマッサージする女。


どっちがいい、というものではないと思う。

でも、ひとりで静かな場所にいる今の私は、劣ったものだと思っているんだろうなぁ。


ひとり旅できるのも自由で行動的で、かっこいいじゃんね。

今の私は憧れの自分ではないけれども、今の自分もまぁいいんじゃないか。

そんなふうに思えたらいいなと思う。


ただ正直、彼氏がいれば、私も軽井沢でキラキラわいわいできたんじゃないかと思っている。

キラキラスポットに自分がいられないのは、最愛の彼氏がいないせいだと思っている。


本当にそうなのかはわからない。

でも確かに、太陽の光に負けないようなときめきの心は、今の私にはない。


だったら、無くした気持ちはもう一度見つけに行きたい。(大塚愛の『スマイリー』より)


でも、たとえ彼氏ができたとしても、今の私は人が多いところよりも、静かな自然ある場所で心安らぐことを選ぶと思う。


大学時代から絶え間なく彼氏がいたんだとすれば、私は今も自分の心が静かな場所のほうが安らぐということに気づかなかったかもしれないし、

そもそも静かな場所を必要としなかったのかもしれない。

彼氏がいる世界線のパラレルワールドの私は、必要としていないのかもしれない。


でも、この世界で生きる私は、静かで安らぎの場所を何より求めている。

これまでたくさん傷つき、悲しんできた。

そんな経験があったからこそ、繊細に愛を感じられるのだと思いたい。

パラレルじゃない、今の世界を、自分を肯定したいから!


だから私は、もっと「好き!」を大事にしたい。

キライなものは好きにならなくていいから、今好きなものに存分にときめいて生きたい!!


人間嫌いでも男嫌いでもいいのだ!!

それでも大好きな人たちはいるからね。

絶対好きな人と結婚する!!!